▲交渉だから、まず、お互いの言い分を表明したところから出発する。
プーチンさんが、面積按分案を出したようだ。
日本もいろんな経済協力などを示した。
つまり、日ロが互いに、条件を提示したということ。
これから、どこまで譲り合い、どこまで日本も協力などを盛り込めるか—ということであろう。
日ロが互いにウィン-ウィン関係であろうところを模索するしかない。
これでこそ、「交渉」なのだ。
やっとまともに「交渉」ができることを喜びたい。
以下、新聞から抜粋。
プーチン・ロシア大統領が安倍首相との首脳会談で、北方領土問題に関し、
係争領土の面積を等分して決着を図る面積折半方式に言及していたことが分かった。
首相同行筋が明らかにした。
プーチン氏は首脳会談で、ロシアが中国やノルウェーとこの方式で領土問題を決着させた経緯を説明。
北方領土について具体的に面積折半を求めたかは不明だが、解決法の一つとして触れた可能性がある。
菅義偉官房長官は記者会見で、面積折半方式について「4島が日本に帰属するという前提に立って
返還を進めていくのが基本方針だ」と否定的な見解を示した。
▲補足、感想など
日本は建前としては、4島返還を主張する。当然のことであろう。
しかしながら、そうなるかどうかはこれからの交渉次第だ。
どこらあたりが落とし所なのかなぁ。
エトロフ島の真ん中あたりを日ロの国境とする—という感じかもしれないな。
陸地で国境というのは怖いけれど。
あぁ、戦前、樺太の南半分を所有していたときは、日ロが陸地で接していたのか。
経験がないわけではないのだな。
しかし。
正直言って、こういうエトロフ島の数割をロシア側へという譲歩は嫌だな。
この理屈でいえば、中国とも韓国ともじゃ、竹島を半分づつにしよう—とか言われて、それを飲むということになりかねない。
そんな悪しき前例をつくりたくないな。
できれば、エトロフ島の残り半分をお金を出して買い取る(う~ん、買い取るじゃますいか。ならば、ロシア極東地区開発協力金という名目で--)—ぐらいの方が日本にとって、禍根を残さない解決方法かもしれない。
最後は、お金で買い取る—という選択肢も含めて「交渉」すべきだろう。
要するに、ロシアの国民を納得させ<喜んでもらう-と言い換えようか>、日本も顔が立つような、また変な形で「譲歩した」という印象を与えない—そんな合意点を探りたいものだ。