2013年5月20日月曜日

尖閣諸島騒動の棚上げに合意していない-と安倍さん。


習近平国家主席はいま、確かに追い詰められている。
 できるなら、早期に日本との騒動の決着点を見つけたい。
 でも。
 中国としては、日本よりちょっとでも「優位」に立ちたい。

 そこで、「棚上げ論」を繰り返すのだ。
 これをいうのは。
 日本にここで「折り合ってくれ」と懇願しているということだ。
 中国に1ミリでも譲歩すれば、数年で数mとなることが確実だ。
 だから、絶対に引き下がれない。

 で。
 安倍さんは拒否している。
 日中間に、領土問題は存在しない—と。

 これは。
 そもそも日中間で合意する筈もない。
 だから、日中の首脳会談などあるはずもない。

 以下、新聞から抜粋。

 台湾中央社の報道によると、安倍首相は米外交専門誌の取材で、 日本が釣魚島(尖閣諸島の中国名)の「棚上げ」に同意したことはないとした上で、 「(合意したというのは)完全に中国側のウソだ」と明言。

 中国と日本は1972年の国交正常化の際、懸案となっていた釣魚島(尖閣諸島)問題について、「棚上げ」することで合意した、 というのが中国側の主張だが、記事によると、安倍首相は米誌の取材で、 「中国との間に領土問題は存在せず、『棚上げ』に同意したこともない。」と明言した。

 安倍首相はこのほか、尖閣諸島問題で悪化する日中関係についても、 両国の友好関係が中断するのは間違っている。日本は中国に対する対話の窓口をいつでも開けている」と呼びかけた。
 一方、中国の崔駐米大使も、「1972年に米国が沖縄と一緒に尖閣諸島を返還する際、 中国側は明確に反対の意を示した。中国の釣魚島に対する立場は一貫して変わらない」と述べている。

 「棚上げ」問題については、「両国のリーダーが『棚上げ』を決定したのは賢い選択だった」と主張。
 「日本側が昨年、『国有化』を宣言したことで、深刻な事態を招いた」と批判している。


▲補足、感想など

 中国人という民族は、自分のメンツを保つためには、どんなウソをいってもいい—と考えているのだな。
 自分のメンツのために、国を滅ぼすか。

 いや、いいさ。
 日本は、もう脱中国一直線だろうし--