▲いや、小沢さんも生きているし、生活のなんとか党も存在はしている。
でも。
来月の参院選の各政党への支持率の予想などをみていると、表題のごとく感じざるをえない。
もう、小沢さんが政治の中枢に近づく—ということはありえない。
「怨念」を抱えた政治家という意味では、小沢さんと橋下さんはよく似ている。
でも。
とこか違う。
「怨念」というものをネガティブに捉えているのが小沢さんで、よりポジティブにとらえようとしているのが橋下さんと考えれば「真っ当な理解」なのかな。
以下、新聞から抜粋。
政党支持率の世論調査~自民圧倒、維新は退潮
参議院選挙に向けての世論調査の結果が出ています。
夏の参院比例選での投票先について、自民党の44%(前回47%)、民主党の7%(同7%)。
日本維新の会は5%(前回8%)で後退。公明党は、同じく5%。
NHKが行った世論調査では、各党の支持率は、自民党41.7%、民主党5.8%、日本維新の会が1.5%、公明党5.1%、
みんなの党1.5%、生活の党が0.1%、共産党が2.2%、社民党が0.4%、「特に支持している政党はない」が34.6%でした。
自民党の一人勝ち。
自民党が40%を超える支持率を持ち、ほとんど勝負になりません。
参議院選挙の1人区では自民党がほぼ全勝、複数人区での民主、公明、維新、みんな、共産の議席争いが激化。
このままであれば、比例区も自民が圧倒。
日本維新の会の退潮が顕著。関西地区でも女性票が逃げているという報道があります。
関西でとりこぼしがあると、日本維新の会の躍進は見込めません。
逆風においても、橋下氏は、世間の注目を集め、危機を脱してきました。
昨年の衆議院選挙を見る限りでは、橋下神通力も限界にきているのかも。
日本維新の会は組織も金もそろっているわけではありません。
逆風を順風に変えるほどの策は打てない、という状態のようです。
日本維新の会の退潮で、民主党は議席が増えたことになります。
ただ、民主党への支持率も高くなったわけではなく、政権を担っていた政党とは思えないほどの低い支率となっています。
現有議席を減らすことは確か。
参議院選挙は、1強【自民】、4弱【民主、維新、みんな、共産】、1安定【公明】の様相。
民社と生活、みどりなどは、ほぼ壊滅状態。
▲補足、感想など
自民圧勝など、当たり前過ぎて、ニュースにもなるまい。
それよりも。
冒頭でふれたように、「小沢さんがいなくなった」ということの方が意味があるような気がする。
年齢を考えれば、もう引退してもおかしくない。
ポイントは。
国民の支持を得られなくなった—という事実だ。
お金があれば、政治家となれて、政党が運営できるというものではない。
当然、小沢さんという人を支持していた人達がいたから、ここまでやってきたのだ。
それは、朝鮮系の人達も多かったろうが、純日本人からの支持があったればこそ—であろう。
ここ2-3年かな。
小沢さんへの国民から支持を失ったのは。
核心は「インターネット」なのだろうな。
従来のごとく、新聞テレビだけであれば、ここまで急速に支持を失うということはあるまい。
小沢さんという人の実像があからさまになって—それにより支持を失い、国民のなんとかという党が、記事にあるごとく、壊滅状態であり、数議席を争うというところまできた。
逆にいえば、ここ2-3年で、インターネットの普及というものが日本の隅々まで行き渡ったということであり、そして国民がインターネットというものを充分に使いこなせるまでになった—ということを意味しているのだな。
小沢さんも年齢が70才くらいか。
政治家として引退してもおかしくないタイミングなのだな。
そして、それが「インターネットの普及」というものとタイミングを同じくした—ということか。
一政治家の人生を左右するほとの「インフラの整備」であったということか。
なるほど。なるほど。
さらば、小沢さん。お達者で。