▲どうやら。
橋下さんと石原さんは相容れないようだ。致し方あるまい。
しかし。
石原さんの言い方もなんだなぁ。
橋下さんと石原さんの違いの核心はなんなのだろうな。
やはり。
石原さんは、日本の敗戦というものを直接知っている世代だ。
アメリカの強大さを実感している人といってもいいだろう。
対して。
橋下さんにとって、太平洋戦争なんて、物語の世界だ。
アメリカの強大さ—なんていっても、日米の格差があるのかな--ぐらいにしか感じない世代なのだろうな。
だから。
石原さんからみて、橋下さんという人は「怖いもの知らず/ドン・キホーテ」と見えるのだろうなぁ。
以下、新聞から抜粋。
日本維新の会の石原慎太郎共同代表(80)は、橋下徹大阪市長(43)について「終わったね…、この人」と“三行半”を突きつけた。
昨年11月の合流以来、蜜月関係だったはずの2人。
参院選を前に危機に陥っていることを明かした。
さらに「違うことはあいつが『あの戦争は侵略戦争だ』と言っていること」と明言。
「俺は『侵略じゃない。マッカーサーも防衛の戦争だって言ってるじゃないか。
君、そういうのどう思う』って聞いたら、それでも『侵略です』と。もう埋まらない。
根本が違う。こんだけズレちゃうと困っちゃうよね」と苦笑い。
将来的に
価値観を共有できる可能性について「ないね」と言い切った。
石原氏は、昨年12月の衆院選以来、常に「橋下氏を首相にしたい」と言い続けてきた。
だが、この日は「そういう歴史観持ってる人間だとダメだね」と、自らの言葉までも撤回した。
問題の根本となった橋下氏の慰安婦発言については「名古屋でお説教したんだ。するとね、おれが3分話すと、10分ぐらい答弁するんだよ。
やっぱり弁護士だね」とあきらめの表情。
「発言に理屈は通ってるんだけどさ、
言っていいこといけないことあるじゃない。『どの国も軍隊は慰安婦やってた、
なんで日本だけとがめられるんだ』というのは、それはそれで彼の意見だけど、
それを言えば…ねぇ」と苦笑いするしかなかった。
参院選への影響は避けられない情勢となった。
▲補足、感想など
なるほど。
慰安婦発言の騒動については、石原さんと橋下さんの相違は、冒頭で筆者が述べたようなことであろう。
ただ。
先の大戦を侵略戦争であったと認識するかどうか—で、石原さんは、橋下さんと意見が対立しているのだな。
それはまぁ、合わないだろうなぁ。
筆者でも、おそらく合わない。
太平洋戦争を「侵略戦争」とする—か。
ユーチューブでみた限り、橋下さんの主張は、「先の大戦は侵略戦争だ—という命題があったとき、完全に「否」とも言えまい--という感じだと筆者は感じたが。
う~ん。
石原さんと橋下さんは、主張の違いを埋めることはできそうもないな。
選挙がどうなるかは分からないが、橋下さんは分かれざるを得まいなぁ。