▲「言葉を発する」とは、相手に自分の意思・思いを伝えること。
それは、スムースであることにこしたことはあるまい。
でもなぁ。
言葉ってなかなか身につかない。
ならば、手帳を見ながらでも、とにもかくにも「思い」を伝えるということの方が大切ではないのか。
川崎というアメリカで活躍している選手がいる。
インタビューで、手帳を見ながら英語でモタモタしゃべっているのを、張本さんが「アメリカに失礼だろう」と批判。
ふ~ん。
じゃ、日本に来ているアメリカの選手なんかどうなのさ。
日本語でしゃべらないと「日本人に対して失礼か」。
ラミレス選手だっけ、日本にもう10年くらいるだろう。
言葉はしゃべらなくても、仕草で、片言の言葉で、「愛嬌」をふりまいている。
それで、充分に日本人への「思い」が伝わってくる。
川崎選手だって、同じだ。
以下、新聞から抜粋。
張本勲氏がムネリンに喝! 、「サンデーモーニング」に出演。
オリオールズ戦で逆転サヨナラ二塁打を放ち大はしゃぎしたブルージェイズ川崎宗則内野手にダメ出しした。
「喝! 打ったのはいいけど。さらっとインタビューを受けないと。英語も勉強しなきゃ。
(英会話本を)見なきゃしゃべれないなんて、アメリカに失礼!」。
川崎は試合後のインタビューでマイクを奪い取り
「サンキューベリーマッチ。アイム・ムネノリ・カワサキ。アイム・フロム・ジャパン! アイム・ジャパニ~~ズ!」
とまくし立てた。
さらに手元の英会話ブックを開き
「チームメートが私に機会を与えた。私はそれを何とかしたかった」と叫んだ。
▲補足、感想など
動画をみて、筆者は笑い転げた。
野球で「美技」を見せた。
それで充分じゃないか。
それに、片言の英語で「愛嬌をふりまいた」
十二分ではないか。
日本でラミレスがみせるパフォーマンスと変わりはしない。
名前を覚えてもらい、親しんでもらうことが一番。
流暢な英語で自己紹介されたって、印象が弱ければすぐに忘れ去られる。
ここは、カタコト英語のパフォーマンスの方が印象が残る。