2013年6月28日金曜日

維新の会の「言い方」が粗雑になってきた。

▲選挙を意識してのことか。
 他の政党との「差」を際立たせるために?

 しかし、
 そのわりに、橋下さん、松井さんの発言を聞いていると、粗雑すぎるなぁ、と感じる。
 松井さんの沖縄に関する発言など、粗雑極まりない。

 選挙を意識して、他の党との主張の差をアピールするとしても、大局的に、「日本人のためになっているか」と自問自答して、「諾」というものでなければなるまい。

 橋下さんの言い方もどうもなぁ、と感じる。
 「維新の会にいいかっこさせたくない」--などと穿ちすぎであろう。

 その前に、大阪府と政府の間で、「交渉事」があって後のことであろう。
 順を追った手続きもせずに、上のいいかたはあるまい。

 以下、新聞から抜粋。

 日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)は、同党が提起した米新型輸送機MV22オスプレイ訓練の八尾空港(大阪府八尾市)への一部移転構想に関し、 「小野寺五典防衛相は『地元調整をまずやってくれ』と簡単に言うが、たたき台がなかったら調整なんかできない。

 政府の案が来て、 初めて地元調整ができる」と述べ、防衛相の対応に不満を示した。
 橋下氏は「維新にいい格好をさせたくないというところもあるのではないか」とも語った。

 市役所で記者団の質問に答えた。 


▲補足、感想など

 橋下さんという人は、頭のいい人だと思う。
 でも、記事のような場面を考えると、「若さがでるなぁ」と感じる。

 なにか、先日のnpb のボールの変更と同じような話だと思う。
 ホームランのでるボールにしたい—という一個人の思いつきを、npb全体の公のものにするには、「手続きと時間」が必要だ。
 それを個人のレベルのままで変更しようとしたことによる「失敗」であった。

 この八尾空港の話も同じであろう。
 個人の思いつきを日本全体の対応とするには、私→公 とする「手続きと時間」が必要だ。
 私 → 公 とする手続きをおろそかにして、「いいかっこさせたくない」という言い方はあるまい。

 選挙前だからこそ、「発言」にもっともっと気をつけるべきではないのか。