▲ふ~ん、ネガキャンねぇ。
まぁ、このくらいのネガキャンで潰れるなら、その程度の人ということであろう。
橋下さんのもつ「怨念の強さ」というものの真骨頂をみせるタイミングともいえるのかもしれない。
まず、どんな風に叩いているのだろう。記事から抜粋。
★大阪でオスプレイ訓練を!
議論を巻き起こした橋下市長の狙いとは?
日本維新の会の代表、橋下大阪市長がお騒がせだ。
6月3日、八尾空港での米軍の新型輸送機オスプレイの飛行訓練受け入れの提案を表明したのだ。
橋下市長といえば、従軍慰安婦問題をめぐる一連の失言が国際問題になるなど、大ポカを演じたばかり。
共同代表を務める維新の支持率は低下。
最新の調査では7%から4%へとほぼ半減。
民主党、みんなの党に抜かれてしまったほどだ。
なぜこのタイミングで、オスプレイ訓練受け入れなんて政策をぶち上げたのか?
「慰安婦問題で受けたダメージからの回復を狙っているのでしょう。
オスプレイ訓練の受け入れといった話題に耳目が集まれば、
慰安婦問題での大ポカの記憶も薄れるという計算があったはずです」
だが、大阪とはいえ、橋下市長の計算どおりに事が運ぶものなのか?
八尾市に飛び、現地のおばちゃんに緊急アンケートを実施。
その結果は反対のオンパレード。
40代の主婦がこう怒る。
「八尾空港の周りは学校や病院もある市街地。訓練してオスプレイが墜落したらどうするの?
橋下さんの言うてることは理解できません」
主婦も鬼の形相だ。
ちなみに、このおばちゃん、幹事長松井大阪府知事が住むマンションの住人だ。
「阪神大震災のとき、自衛隊ヘリがたくさん八尾空港から飛んだ。そのときの騒音はものすごかった。
八尾市在住の松井知事もその騒音は知っているはず。
なのに、自衛隊ヘリよりやかましいオスプレイを受け入れようなんて、橋下さんも松井さんも信じられません!」
50代のおばちゃん。橋下市長に引退勧告だ。
「橋下さんは、なぜ、みんなが変だと思うことをペラペラ話すのか?
てんぐになって庶民の気持ちがわからんようになったとしか思えんわ。
ここらで自分が本当に何をしたいのか、冷静に考え直すべきと思うわ。政治家を辞め!」
結局、オスプレイ訓練受け入れに賛成したのは20人中ふたりのみ。
残り18人、9割のおばちゃんは大反対だった。
八尾空港近辺の住民は過去に“墜落事故”を経験している。
巨大なオスプレイが墜落したらと思うとゾッとします」
なるほど。こんな体験があれば、八尾市民がオスプレイ受け入れに大反対するのは当然だ。
だが、地元紙記者はそれだけが反対の理由ではないと言う。
「あの手この手で新しい話題をぶち上げ、従軍慰安婦問題のポカから目をそらせる。
そんな橋下市長の政治手法が、今まで温かい目で見てくれていた大阪でも、見透かされてしまっているんです」
確かに、八尾市で取材したおばちゃんのひとりは、的を射た発言をしていた。
「橋下さんは従軍慰安婦でいらんこと言いすぎたから、オスプレイ訓練の話題でその失敗をかき消そうとしてるんや。
けど、逆効果。
オスプレイ訓練の受け入れは八尾市民には支持されへん。
今回のオスプレイ発言で、墓穴を掘ったんと違う? 」
維新はアントニオ猪木氏を参院選の比例区候補に担ぎ出すと発表した。
「去年の衆院選で、橋下さんは『タレント候補に頼るようじゃ政党はダメ』と断言していた。
なのに、参院選では猪木人気に頼ってしまった。橋下市長が窮地に陥っている何よりの証拠です」(地元紙記者)
オスプレイ訓練受け入れ同様、タレント候補擁立もあざとい策であることは明らか。
失地回復どころか、橋下・維新に失望する国民が続出するのでは。
▲補足、感想など
えっと、なにが書いてあるのかなぁ。
筆者なりにまとめてみよう。
あ、慰安婦発言でダメージを受けた。
い、オスプレイ八尾空港受け入れ発言は、慰安婦発言のダメージを糊塗しようとしたものだ。
う、タレントのアントニオ猪木氏の擁立も、上の2つの失地回復のため。
ぐらいかな。
ふ~ん、上の各点について、筆者なりの解説してみよう。
あ、橋下さんの慰安婦に関する一連の発言は正論である。
日本人が正論をいって、海外の人間がどう反発しようとそんなこと向こうの勝手。
橋下さんの発言は究極的には、「日本人の名誉を守る発言」だ。
記事でこの発言を卑しめる発言をする人間は、慰安婦=性奴隷とかいって、お金を稼ぎたい朝鮮系の人間だろう。
い、オスプレイ受け入れの発言の核心は恐らく、「米軍というものが現時点では日本に必要ならば、その負担を沖縄だけに負わせるべきではない。日本全国どこでも負担を負うべき。だから、大阪で受け入れ可能なものなら負担しよう」--というものであろう。
これもまた、正論であろうと思える。
う、アントニオ猪木さんが、維新の会から出馬するというなら、猪木さんの意見に橋下さんが同調したものいだろう。
橋下さんの人気の核心を上の記事は逸らしているな。
橋下さんの魅力は、その「正論ぶり」にあるのだ。
正論をどこまでも「正論」として貫き、「突破」しようとするところにある。
新聞テレビの世論調査がどの程度信頼できるものかしらない。仮に記事にあるごとく、低下しているなら、それは致し方あるまい。
正論は正論として、かならず、理解される。今はそれを信じよ。
ついでながら、橋下さんへのネガキャンなら、2011年の頃も凄かった。ちょっと記事を転記してみよう。
--ここから--
月刊誌の「新潮45」11月号(10月18日発売)は、「『最も危険な政治家』橋下徹研究」と題して4人の筆者による4本計30ページの特集記事を載せた。
記事のテーマはそれぞれ、橋下知事の心理分析や出自、政策(大阪都構想)批判など。
いずれも橋下知事に対し、厳しい視線が感じられる内容となっている。
筆者のひとりは、「日本の路地を旅する」(文芸春秋)で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞したノンフィクション作家の上原善広氏。
この本について文芸春秋はサイトで「路地(被差別部落)をその出身者である著者が訪ね歩く」と紹介しているが、今回も上原氏は橋下知事にかかわる場所や人を丹念に訪ね歩き、これまであまり知られていなかった側面について報告している。
別の筆者である精神科医でノンフィクション作家の野田正彰氏の記事では、「橋下青年の高校生のころを最もよく知る先生」が語った内容として、「嘘を平気で言う。
バレても恥じない」「彼を評価する先生は、まずいないのではないか」といった酷評もある。
また、橋下氏が、前の府知事選に立候補表明する直前まで、「2万パーセント(立候補は)ない」とテレビカメラの前で語っていたことを取り上げ、橋下氏による激しい誇張は、豹変することや煙にまく「予兆にみえる」との分析も書かれている。
「新潮45」は大阪では売れ切れ店が続出。
全国展開している大手書店の大阪市北区にある複数の支店に聞いてみると、「売り切れで今、追加発注中」「一度売り切れて、本日追加入荷しました」といった反応だった。
この「新潮45」の反響に刺激されたのか、週刊新潮(11月3日号)と週刊文春(同)も、橋下知事の生い立ちや親族などに関する記事を載せ、10月27日には首都圏の店頭に並んだ。週刊新潮は8ページも割いている。
「メディアの姿勢に疑問」の反発も週刊新潮の記事は、先に発売された「新潮45」を踏まえた内容で、週刊文春の記事も、橋下知事について、「変節と裏切り」が「人間性を探る上で欠かせないキーワードだ」と指摘。
両誌とも期せずして橋下氏に対し厳しいスタンスの内容となっている。
--ここまで--
上のような記事のネガキャンの中から、今の大阪市長の橋下さんがあるのだ。
慰安婦発言でどうたら、オスプレイ発言でどうたら—なんぞ、笑うような話ではないか。
橋下さんは,どこまでも「正論で貫け」。橋下さんの生きる道は、そこにしかない。