2013年6月14日金曜日

愛情をきちんとした言葉で表現しよう。

▲奇妙な表題かなぁ。
 どういえばいいのかな。
 いま、改めて「言葉の時代」がきているのではないか—と思える。

 文学でもない、報告でもない。
 無名の大手掲示板だからこそ、始めて出てきた文章、言葉の羅列—とでもいえば当たっているのかな。

 そこにあるのは、生の言葉であるし、率直さであり、飾り気のなさ--
 まさに、「日本人の素のことば」なのだ。

 以下、掲示板に書き込まれた夫婦の会話をご紹介したい。

◇夫から。
 今までありがとうね。
 喧嘩もよくするけど。
 いつでも俺の後ろで笑っててくれて、俺は胸張って仕事に行けてる。

 仕事で失敗しても、家に帰るとお前がいてくれる。
 お前は、こんな頼りない俺と結婚して、正直失敗したと思っとるかもしれん。

 でも俺は、本当に幸せよ。
 お前は、俺の残りの人生全てを賭けても、俺が絶対幸せにするけん。
 今はもうお互い30代やけど、60年後、また式年遷宮、いこう。
 ・・・真実味が無くなるけん、一回しか言わん・・・今までずっと言いたかったんやけど、愛しとうよ。


◇妻から。
 後悔なんてしてないよ!昔も今も幸せなんやけん!!
 こんなぐうたらなあたしを捨てんどってね!絶対よ! 
 あたしも一回しか言わんけん!愛しとうよぉぉくぁwせdrftgyふじk!!!
 

▲補足、感想など

 「愛しとうよ」—九州弁で聞く言葉も、なにか趣がある。

 いや、筆者はどこにひっかかったのだろう。

 あ、表題にあるように、「愛情」をキチンと表現することの大事さを訴えたい。

 い、冒頭でもちょっとふれたように、小説でもない、飾った言葉でもない、日本人の「素の言葉」が表面にでるようになったことに注目して欲しい。

 生(なま)の言葉で表現される「愛情」の「力強さ」を感じて欲しい。
 日本人にとって、改めて「素の言葉の時代」がきたなぁ、と思う。