▲担保たる土地は値下がりし、債務額は一向に減らない。
当たり前といえば、これほど当たり前のことはない。
中国の債務額が膨らみ続けているようだ。
バブル崩壊を先送りにするため、中国の金融機関が理財商品などの償還期にこっそりと補填・救済しているのだろう。
あぁ、こんなバブル崩壊でソフトランディングした例はない、かならず、ハードランディングとなる。
まだ、補填・救済できる内はいい。
もうすぐ、その補填ができなくなれば、それこそ1000兆円~数千兆円とかの債務額が明らかとなろう。
ハードランディングのタイミングは。
そう遠くない未来だと思えるのだが。
以下、新聞から抜粋。
地方債務500兆円超か=公表数値の倍近く-中国
中国全国人民代表大会の尹常務委員は「中国経済週刊」最新号に掲載されたインタビュー記事で、地方政府の債務規模が30兆元(約500兆円)を
上回っている可能性が高いとの見方を示した。
審計署(会計検査院に相当)が公表している2013年
6月末時点の債務規模(17兆9000億元)の倍近い水準だ。
▲補足、感想など
日本を含め西欧諸国などは、バブルの発生→崩壊を経験している。
中国にとっては、これが始めての経験か。
昔、どこかの西欧の国だったかな、日本のようなアホなバブル崩壊の轍は踏まない、日本の経験は十分に研究している、俺達は優秀だから—とか言い放った高官がいた。
確か、その国もリーマンショック前にバブルを経験したのではなかったかな。
いや、まだ、西欧諸国はましさ。
一応、統計などでごまかしていない。
中国の場合は、そもそも数字があてにならない。
今、目の前にある事実は、担保である不動産が値下がりしていること、不確かな債務額が急膨張していることだけだ。
賢い中国人は、お金を日本の東京あたりのマンションに替えているだろう。
でも、中国人の殆どはアホなのだから、そうはいかない。
バブル崩壊ってなんのこと? という人ばかりだろう。
理財商品を買ったお金が、償還期に返ってこなかった時点では、普通の中国人は「バブル崩壊」なる現象を知る訳か。
さて、いつ頃だろうか。
年内? 来年?
さぁ、神のみぞ知るということか。