▲表題の言いは、石破さんに失礼かなぁ。
石破さんは、原発の再稼働などでの発言で筆者はその実力を認める。
でも。
失礼ながら、この人、視野が狭いのだ。
なにか世界を俯瞰してものを考えるということのできない人だと思う。
安倍さんの対抗馬としては、確かに石破さんしかいない。
でも、実力的に安倍さんには敵わない-という気がするな。
まぁ、来年、自民党の総裁選にでたとして、安倍さんと一騎打ちとなったとき、筆者なら安倍さんを推すなぁ。
だから。
安倍さんは別に、石破さんを閉じ込める—てな発想はあるまい。
来年なら、自然体で安倍さんが勝つだろうな。
以下、新聞から抜粋。
9月に行われる内閣改造。
焦点は、石破茂幹事長の処遇だ。
安倍首相は、ライバルである石破幹事長を「安保相」に就け、
閣内に封じ込めるつもりだ。
すでに「安保相就任」を打診している。
しかし、石破幹事長は入閣を断り、安倍首相と対決するハラらしい。
安倍首相は、石破を安保相に就け、閣内に幽閉するつもり。
狙いは、来年に予定されている総裁選に出馬させないことだ。
集団的自衛権に関する法改正は1~2年かかる。
安保相に就けてしまえば、総理に反旗を翻して総裁選には出馬できない。
「党内で安倍首相の対抗馬になれるのは石破さんくらい。石破さんが出馬しなければ、
安倍首相の無投票再選となる可能性が高い。だから、閣内に入れようと、
首相周辺は幹事長をやめて無役になったら誰も相手にしないぞと揺さぶっています」
ただ、石破幹事長にとっても、来年の総裁選はラストチャンス。
もし、安保相に就いたら、二度と総理になる目はない。
石破本人は、無役になる覚悟を固めつつあるという。
安倍首相は長く持たないと思いはじめているらしい。
■重鎮が次々に支援
石破側近も「無役になって地方遊説に全力を注ぐべきだ」と説得。
2012年の総裁選で、石破茂は地方票では安倍首相を上回った。
地方票を固めれば、勝てると踏んでいるという。
全国幹事長会議でも、幹事長続投を求める声が相次ぎ、会場から同調の拍手が湧き起こった。なぜか地方に人気がある。
意外な応援団も現れている。
「石破が期待しているのは、小泉進次郎です。
進次郎は、最近、安倍首相と距離を置き、再稼働に動く安倍首相を批判しています。それ以上に石破の周辺が強気になっているのは、
青木幹雄、森喜朗、古賀誠といったOBが石破支援に傾いていることです。
▲補足、感想など
この記事、あのケンダイなのだが、胡散臭い記事だ。
安倍降ろし—気味の記事だろうな。
冒頭でふれた。
来年、総裁選で、安倍さんと一騎打ちとなったとき、石破さんでは勝てまい。
なんどでも言うが、石破さんは「視野が狭い」。
今の安倍さんの対韓国朴大統領、対中国習近平国家主席への「恐ろしいまでの外交辞令」戦略が理解できるだろうか。同じようなことができるだろうか。
相手が「断ること」を見越しての、「負けない」「譲歩しない」戦略なのだ。
そして、世界からは「日本が努力している」と見させる工夫なのだ。
筆者には、石破さんの2009年頃の「麻生降ろし」の姿が強烈に印象にのこる。
2008年の秋から2009年の春頃にかけて、麻生さんは世界中を飛び回って、リーマンショックで混乱していた世界の金融について、日本での経験を踏まえて「方向性」を示した。
当時、世界中の首脳で、このリーマンショックへの解決策が示し得た世界で唯一の「首脳」であったと言っていいであろう。
2009年の夏頃にはなんとか世界金融も小康状態となった。
その頃からかなぁ。
この石破さんが「麻生降ろし」を始めたのは。
つまり、石破さんにとって、この麻生さんの世界での功績なんて、理解できなかったということであろう。
猫に小判、ブタに真珠 というところか。
いや、石破さんを悪しざまに言い過ぎたかもしれない。
でも、筆者には、こういう石破さんの「視野の狭さ」がどうも気になるのだ。