2013年5月25日土曜日

橋下さんが、世界的非難を受けるチンピラに—と中国紙。


▲まぁ、中国人の表現の下品なこと。
 昔からこうだったかな。

 中国人にとって、1960年代-1970年代半ばまでの「文化大革命」がやはり、致命的だな。
 4000万人以上の知識人、教養人、職人などを殺害し、一部を人肉食し、他は畑の肥やしにした—という。<当時、みせしめのため、家の庭に生首が数個、転がっていたとか>

 だから。
 今、新聞の文章等を書いている人間は、それ以後の改革開放政策で勉強を始めた人たちなのだ。
 先輩とか、先達・長老という人達がいない。
 中国という国は、確かに歴史は長いのだが、「文化的な蓄積のない」社会なのだな。<いや、北から周期的に騎馬民族が襲ってくるから、その度に「文化大革命」のようなことが発生し、過去の文物の破壊がなされたのだろう>
 そのために、記事の文章などが子供っぽい、粗い、深みがない。

 いや、話がどこかへいった。
 橋下さんを攻撃しているのだが、その叩き方が稚拙だな—と感じた。

 以下、新聞から抜粋。


 橋下大阪市長の「慰安婦は必要だった」発言は、多くの国から批判された。
 また、沖縄駐在の米軍兵士に「買春」を提案する発言までし、米国を怒らせた。
 共同通信社は、大阪の女性団体が橋下氏の慰安婦に関する発言を 英語、中国語、韓国語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語、オランダ語の8カ国語に訳し公開したと伝えた。

 その後、各国のネットユーザーは、 「野蛮すぎる。これでも市長か。辞めたほうがいい」「若者の悪い手本だ」「政治家がこのような発言をするなんて信じられない」などと書き込んだ。
 橋下氏は、世界から非難される「乱暴なチンピラ」へと、「転身」を経験した。

 米国メディアも橋下氏を酷評。
 米Time誌は、日本の右翼の発言は友人を遠ざけ、世界の日本の民族主義台頭に対する恐怖を再燃させたと論じた。
 CNNは、日本の保守勢力は歴史と対立し続け、彼らはその時期の歴史を受け入れられないでいると分析。
 日本の歴史を覆すことは戦後の日本の政治が活力を維持する手段になっていると指摘した。

 「ニューヨーク・タイムズ」は、安倍首相と閣僚は遠慮なく非難すべきだとし、 「橋下氏のような発言を公然とする人がいれば、政治に未来があるとは思えない」と。
 さらにTimeは、安倍首相が悔い改める言葉を発しなければ、アジア太平洋地域の安全保障環境をさらに危うくし、 日本が得た景気回復のチャンスも台無しにすることになると警告。
 CNNは、「保守分子が火遊びしている」とし、 安倍首相はそれを一番よくわかっているはずで、第1任期では歴史否定を企み、2007年に首相の座を退いたと伝えた。

 橋下氏は、沖縄の米軍基地を訪問し米軍兵士に風俗業を利用してストレスを発散するよう提案したことを明かし、 「海兵隊の兵士たちは性的エネルギーをコントロールできない」と話した。
 この発言は米軍を唖然とさせた。
 米国防省の報道官は取材に対し、橋下氏の提案は米国の方針、価値観、法律と異なるとしたうえで、 「買春で問題も解決できるとは思えない。そのような考えは非常にいい加減だ」と。

 橋下氏は、テレビ出演時に「国際感覚が足りなかった。反省すべきところがある」と、 買春を提案したことを反省。
 また、「法律で認められた風俗業のことを言っており、売買春をすすめているわけではない」 「表現不足だった」と釈明。
 米国政府から非難されても、橋下氏は悔い改めないばかりか、「米、英、フランス、ドイツも現地の女性を活用していた」 「米国をはじめ世界各国も反省するべきだ」と主張。


▲補足、感想など

 この記事って。
 アメリカのなんとかが「こういった」「ああ言った」と集めているだけか。
 中国人がこう言った—という文章はないのか。
 自分は隠れて他者の非難の文章にのっかっているということなのだな。

 別に、日本はアメリカの属国ではない。
 日本という国は日本人の価値観にのっとって運営しているのだ。
 アメリカはアメリカであり、日本は日本だ。とやかく言われる筋合いはない。

 橋下さんの言っていることのすべてに筆者も賛成している訳ではない。
 それでも、「正論は正論と認めるべき」と考える。

 橋下さん曰く、--「慰安婦は必要だった」 沖縄駐在の米軍兵士に「買春」を提案 ---は正論であるし、また 「米、英、フランス、ドイツも現地の女性を活用していた」 「米国をはじめ世界各国も反省するべきだ」--というのも正論だ。

 正論を言えば、世界から非難されるのか。チンピラ扱いされるのか。
 戦闘集団であるから、「性欲」を抑制することができる筈—などという、非人間的な発想の方がよほどおかしかろう。
 はっきり言えば、不合理だ。

 日本人の方が、より合理的であり、性欲を含めた本能を肯定的にとらえ、これらにどう対応するか—と考えた「慰安婦という一つの解決手段」であろう。
 そのあたり、はるばる南方まで出張してくれたプロの彼女達に、筆者は感謝している。

 繰り返せば、橋下さんは、正論を正論としてしゃべっただけだ。
 どこが非難されなけばならないのか。どこがチンピラ扱いされなければならないのか。