2013年5月9日木曜日

安倍首相は、オバマ大統領に嫌われている—てか。


▲イエローペーパーのゲンダイが、怪しげな記事を書いていて、ふ~ん、なんかな—と思った。
 そのひっかかった表現というのは。
 オバマさんが、「嫌う」とか「好き」とか—。

 国家の指導者がか。
 国家の指導者とは、それぞれ1億2千万人の日本国民を、3億人のアメリカ国民を「代表」しているということだ。
 そんな立場の人間が、好きだの嫌いだの--プライベートがらみの言葉を容易に使うわけがない。
 <あぁ、先日、プーチンさんがなんか言っていたが、個人が好きということではない。日本がと—対象が国というところに注意してほしい>

 だから。
 オバマさんが、「大統領」という公職の立場から、安倍首相を「好きの嫌いのと言う表現をつかう訳がない」。
 表情にも、気配にすら出すまい。

 国家を代表するとは、自分の一存で「戦争を開始する権限」を有し、数百万人の国民を死に追いやるかもしれない—という重い責務を負っているということだ。
 逆にいえば、それだけの責めを背中に負って、じっとその責めに耐えられる人間のみが、国家の指導者たりうるのだ。<このあたりが、麻生さんのいう”どす黒いまでの孤独”に耐えるということであろう>

 以下、新聞から抜粋。

 やっぱり安倍首相は、オバマ大統領に嫌われているのか――。
 7日に行われた「米韓首脳会談」を見た政界関係者が衝撃を受けている。

 「安倍首相は『オバマ大統領とはケミストリーが合った』と話したそうですが、オバマ大統領は安倍首相を評価していないと思う。体質的に安倍首相のような右翼思想は受け入れない。

 それに、本当は日・米・韓の連携を強め、 3カ国で合同軍事演習もやりたいのに、安倍首相の言動によって韓国政府が強硬姿勢を強めて実現しない。困ったものだと思っているはずです」(天木直人氏)

 屈米派の安倍首相は、オバマ大統領の歓心を買うために、国益を捨ててTPPへの参加を決めたのに、軽く見られているのだからどうしようもない。
 このままでは、気に入ってもらうために、どこまで国益を損なうか分からない。


▲補足、感想など

 まぁ、なんとも軽い記事ではある。
 イエローペーバー・ケンダイの朝鮮系の記者って、考えることも言うことも「軽い」。

 そもそも、この記事なにが言いたいのだ。
 オバマさんからみて、安倍首相より、韓国の朴大統領を重要視した—てな感じの記事なのか。
 なにを根拠に。
 
 gnp を比較してみよ。
 韓国gnpを100としたとき、日本は573、アメリカが1569だ。
 つまり、韓国の6倍弱が日本なのだ。
 アメリカから見たとき、日本と韓国の差は大きい。国として、そのもつ影響の大きさが違う。

 また、なによりも自国を大事に最優先に考えるという意味で「右翼」というなら、オバマさんも充分に右翼であろう。
 オバマさんが、右翼的体質を嫌うなんてことがある訳があるまい。
 この天木某なる人間の感覚がおかしいのであろう。

 記事を読むかぎり、オバマさんが安倍さんをどうこう思っているという「根拠」すらも書いてはない。
 要するに。
 この記事は、韓国の朴大統領がオバマさんから軽くは扱われなかったよ—ということだけを強調した文章なのだな。

 安倍さんを根拠もなしに貶(おとし)め<安倍さんが韓国朴大統領を相手にしないことに対する嫌がらせだろう>、対抗するように朴大統領をよいしょをした、ゲンダイらしい駄文ということか。