2015年7月11日土曜日

中国の株式市場が大暴落することはありえない—と中国人。

資本主義というものが理解できない中国人てとこか。
 まるで、子供がオモチャを使って遊ぶように、「資本主義というシステム」をオモチャにして遊ぶ中国人ということだなぁ。

 資本主義というものは、個人のもつ荒れ狂う欲望というものをなんとかして秩序を持たせようとして散々苦労して長い歴史の上で積み重ねられたものなのだろうな。

 ところが、中国人っていう民族は、この欲望で荒れ狂った歴史というものを無視して、資本主義の「いいところどり」をして、子供のような中国人に「毒性をもつ株式投資」を勧めたということだろうな。

 目の前で、ドンドン上がる株価をみている内に、誰も彼も狂ってしまった。
 個人のもつ「底知れぬ欲望」に火をつけてしまった---

 欲望は底知れないが、実体がその欲望に追いつかなくなり、どこかでピークアウトする。
 そこからは、「損したくない」という欲望が加速し、下落のスピードを速める。

 誰が操作している訳ではないのだ。
 個人の欲望というものが、株価を上昇させ、そして下落させるのだ。

 それが「市場」というものだ。
 市場に無理矢理介入はできない。

 今、中国政府がアホげた操作をしているが、いずれは破綻する。
 株価は下落して、そこにあったはずのお金は、煙のごとく消えていく。
 多分、どこともしれぬ海外へ流れていくのだろうな。

 以下、新聞から抜粋。

 201579日、ウォール・ストリート・ジャーナルは本田内閣官房参与の言葉を引用し、中国の株式市場が大暴落しても日本経済の回復に影響はないと伝えた。
 安倍首相の経済顧問でもある本田氏は、日本経済の回復は中国経済のバブル崩壊の影響を受けることはなく、特別な対策は必要ではないと。

 このニュースがツイッターで伝えられると、中国のネットユーザーからコメントが寄せられた。

 「日本は人様の不幸を喜んでいるのだな」
 「日本は中国の株式市場が暴落することを切望しているようですね」
 「日本人はほくそ笑んでいるのだろうが、9日の株式市場を見てがっかりしたに違いない」

 「中国株式市場が大暴落することは絶対にない。日本は夢でも見ているんだな」
 「中国株のバブルがはじけるとでも?俺たちをからかっているのか?」
 「われわれの党にはできないことはないと信じている」

 「日本経済のどこが回復しているのだ?」
 「影響は全面的にあるでしょう。日本のみならずアジア全体、米国にも影響は及ぶ。日本への影響は小さくはないね」

 「日本の株式市場の方が大暴落するだろ」
 「中国経済が本当に崩壊したら、日本もおしまいだよ。中国人はお金がなくて日本で爆買いができなくなるのだから」

補足、感想など

 残念ながら、中国の株式は下落していく。
 理由は冒頭で述べた通りだ。

 個人の底知れぬ欲望が拮抗する市場のおいてのみ、価格は決定されるのだ。
 市場に介入しても、制御できない。
 いずれ破綻する。
 そして、中国人がもっていた筈のお金は、どこかに消えてしまう。

 日本人は、1990年代に経験済みだ。
 べつに中国人をバカにしているのではない。

 中国人もヨーロッパのエリート達も、1980年代~1990年代の日本のバブルをあざ笑い、よく勉強して、自分達は日本人の轍は踏まない---とか豪語していたが、目の前で株価が上がり、不動産価格が上がってしまうと、理性が吹っ飛び、狂ってしまった。

 もう一度大切なことを繰り返そうか。
 市場は介入しても無駄。
 いずれ、いくつくところまで下落してしまう。
 ハードランディング以外に選択肢はない。

 中国人のもっていた筈のお金は、まるで煙のように消えてしまう。
 また、その混乱に向かって、ゴールドマン・サックスなどのハゲタカどもが、何匹も舞い降りてくる。

 それが、「資本主義」なのだ。
 それが、「資本主義というシステムのもつ苛烈さ・過酷さ」なのだ。