▲それは、ユーロを使うか、独自通貨ドラクマを使うか—それだけであろう。
ユーロを使い続ける限り、ギリシャ国民の能力が乏しいものだから、他国と競争できない。
で、
豊かな国へたかるか、おこぼれをもらって生きるしかない。
ドラクマという独自通貨を使えば、能力がなければ通貨は切り下がってくるから、他国からギリシャへ観光へきたとき、他国の人間には安く感じる。
で。
何度でも、ギリシャへ観光へいこうか—という気になるのだ。
つまり、独自通貨であれば、それがバッファーとなって、能力はないはないなりに、生きる道が広がっていくのだ。
ecにとどまったままで、独自通貨を使うという国もアチコチにあるではないか。
ギリシャもそういう選択がもっともいいような気がするな。<いや、アレコレあってもそこにいかざるをえなくなるだろう>
以下、新聞から抜粋。
チプラス首相は、国民投票を直前に控え演説を行い、
債権団の改革案を拒否するよう訴えた。
国民投票は、ユーロ圏残留の是非を問うことになるとの警告が欧州の当局者からは相次いでいるが、首相はこうした見方を退け、投票後も有利な条件を求め支援協議が続くと主張。
債務減免がなければギリシャ債務は持続不可能な恐れがあるとしたIMFの報告書に言及し、
債権団の支援条件の受け入れ拒否を国民に勧めている判断の正当性が裏付けれらたと。
首相はギリシャを脅し、最後通告を突きつけたとして債権団を再び批判。
緊縮策受け入れの是非で国民の賛否がきっ抗するなか、国民投票では冷静に判断するよう呼び掛けた。
「国民投票は、ギリシャの欧州における立場を問うものではない」とし、
「問われるのは、債権団自身も将来性がないと認めている政策の継続をわれわれが受け入れるかどうか。
ギリシャ経済が徐々に死に向かう状況にわれわれが同意するかどうかだ」と。
▲補足、感想など
貧乏人は麦を食え—とか言った日本の首相がいた。
おそらく、それが正解だな。
能力がなければ、ないなりで、麦飯を食べていきればいいのだ。
ドラクマという独自通貨を使っている内に、「道も開けてくるさ」、それが信じられないなら、もう、ギリシャ国民をやめたら----。