▲さて、この先どうなるのかな。
このまま、下がりっぱなし—というわけでもあるまいが、買い支えようとすれば、あっという間に、消えてしまい、そのお金どこかにいってしまう。
そういえば、中国人の年金基金のお金をつぎ込んだが、あれもどこかに消えてしまったなぁ。
買い支えるとすれば、アメリカ国債を売るのかな。
バブルの崩壊—というものの凄まじさをまじまじと感じる。
バブルの崩壊には、ソフトランディングなんてありえない。
目の前で、どんどん株価が下がり、あると思っていたお金もあっという間に、海外へ流失してしまう。
人は死に、多くの会社が倒産する。
損失という数字だけが、どこまでもどこまでも残るのだ。
日本は、1990年にバブルが崩壊して、15年間という低迷した時代を送った。
さぁ、中国はどうなるのかな。
日本のような「失われた▲▲年」となるのか、かっての黄布の乱のごとき、盗賊・野盗が跳梁跋扈する世界となるのか---。
さてさて。
以下、新聞から抜粋。
15日の中国株式市場で上海総合指数が続落。
4-6月の国内総生産(GDP)成長率は予想を上回ったが、世界の株式市場で
最も低迷する中国株への信頼回復には至らなかった。
取引を再開する銘柄は増えている。
上海総合指数
は午前11時現在、前日比3.1%安の3801.78。上昇銘柄1に対して下落銘柄が約6の割合。
売買停止銘柄は96銘柄減少して689銘柄と、
本土の証券取引所に銘柄全体に占める比率は24%となった。
証券のトレーダーj氏は「中国株の大幅下落を受け、
持続的な株高に対する信頼感は乏しい」と指摘。
「株式市場に確固とした投資家の
信頼感を呼び戻すには、中国経済と企業収益の明確な改善が必要だ」とコメント。
国家統計局が発表した4-6月期のGDPは前年同期比7.0%増だった。
ブルームバーグ調査のエコノミスト予想は同6.8%増。
▲補足、感想など
バブルの崩壊にソフトランディングというものはない。
なぜなら、個人の底知れぬ欲望により、上がりかつ下がるものだからだ。
これからも、テンポは分からないが下がり続ける。
そのことは、資金がドンドン、海外へ脱出しているということだ。
最後は、空っぽの建物が残り、貧乏人がそこらでゴロゴロしている—という状況になるだろうな。
日本の失われた15年というものは、アメリカとかヨーロッパの経済がそれなりに堅調なものだったから、日本は製品を作り、地道に稼いでボチボチ体力が回復してきた。
低迷した15年の間、アメリカあたりから飛んできたハゲタカどもに、散々、食い荒らされた。
それで、多少は日本人も賢くなったのだ。
人間ってやつは、トコトン、痛い目に会わなければ、賢くならない。
さて、中国人はどうかな。
バブルがハードランディングした後の、中国社会ってどうなるのだろう。
ニュースでは随分、不穏な空気が漂っているようだ。
「北斗の拳」ばりの荒涼とした無法社会が出現するのかもしれないな。
まぁ、日本人は静観していよう。
今、安倍さんが安保法制を急いているのは、この中国の無法社会、ないしは、習近平さんが「暴発」のはけ口として「日本への攻撃(尖閣諸島を強奪する)」という場合を想定しているからであろう。
政治家というものは、世界を大きく俯瞰したような視点をもっているものだが、安保法制で、実際に「口に出した言葉」と、上の「採決しなければならない理由」との格差をみて欲しい。
安倍さんが、やっと口にしえた事は、考えていることのホンの一部なのだぞ。
国の指導者のもつ「どすぐろいまでの孤独」を、国民は多少でも理解してあげるべきではないのか。