2015年7月17日金曜日

南シナ海で、日本人が生命をかける--。まったく、そのとおりだ。

自分の国は、自分で守る---それしかない。
 そのためには血を流すこともやむをえない。

 当然ではないか。
 疑問の余地もない答えだ。

 以下、新聞から抜粋。

 全国で反対の市民を無視し、 昨日、安全保障関連法案が衆院で採決され、 本日衆院本会議でも採決が強行された。

 安倍首相はこの“法案”を「日本の安全と平和を守るためのもの」と言い、 「抑止力が高まり、紛争が回避され、我が国が戦争に巻き込まれることがなくなる」 と話したが、そんなものは詭弁にすぎない。

 事実、先週の 「FRIDAY」は、安倍首相が15日、口にした という言葉を官邸スタッフが明かしている。
 「採決を先延ばししていたら、南シナ海に間に合わない」

 国会の場では「ホルムズ海峡が?」と言っていたが、 安倍首相の本音は、南シナ海での中国との戦争にあったのだ。
 すでに南シナ海では、6月、海上自衛隊がフィリピン海軍と合同軍事演習を行っているが、 官邸は1年以内に、自衛隊が米軍やフィリピン軍とともに、中国が進める 南シナ海での岩礁埋め立て工事現場付近に出動し、この工事を武力で止めるシナリオをもっている。

 「この話をすると、国民が戦争への危機感をもってしまうため、国会や会見では 一切口にしていませんが、これは既定のシナリオです。
 『FRIDAY』発言以外にも、安倍さんは何度も口にしている」
 実際、61日、「赤坂飯店」で 開かれた記者クラブの「オフ懇」でも、 「安保法制は、南シナ海の中国が相手。だから、やると言ったらやる」と発言している。

 しかも、安倍首相は中国との戦いで、自衛隊に戦闘行為に直接参加をさせ、 実際に自衛隊員に血を流させるつもりのようだ。
 南シナ海で米軍と中国軍が一触即発の状態になれば、それを即座に 集団的自衛権行使の要件である「存立危機事態」とみなし、中国軍に攻撃を加える。

 そして、戦闘状態になって、自衛隊員が命を落とし、一気に世論が中国憎しで 盛り上がる。
 それが安倍首相の望むシナリオらしい。

 事実、過去に安倍首相自身が南シナ海、東シナ海で、 中国の脅威をおさえこむために「日本人が命をかけて血を流すべきだ」と発言している。

 それは、「ジャパニズム」(青林堂) 2012年で行われた外交評論家・田久保忠衛との対談でのこと。
 田久保は今年4月、日本会議の第4代会長に就任。

 教育現場での体罰を肯定する 「体罰の会」では顧問をつとめている。
 対談のタイトルはずばり、『尖閣に自衛隊を配備せよ!』。

 しかも、この対談を読んでいると、安保法制が中国への牽制といった プラグマティズムにもとづくものではなく、むしろ、まず、「日本人が血を流す」「日本人が命をかける」、それが目的であることがよくわかる。

 誰でもいいから死んでくれ。そうすれば日本は東アジアの盟主となる──。
 「日本の平和と安全」なんてただの方便。
 安倍首相が夢見ているのは、 武力による“大東亜共栄圏の復活”でしかない。

 ニコニコ生放送の番組では「戦争したいなんて誰も思ってませんよね」 などと話していたが、誰よりも戦争したくて仕方がないのは安倍自身なのだ。

 安保法制が現実化したとき、危険に晒されることになる。 しかし、まだ覆すチャンスはあるはずだ。 わたしたちの命を、こんな男に任せていいわけがない。


補足、感想など

 ふん、この朝鮮系工作員め。正体を現せ。
 わたしたちの生命—で誰のことさ。
 日本にいる朝鮮系工作員のことか。

 いや、かっとなった。
 確かに、安倍さんは中国との衝突を覚悟している。
 自衛艦の一隻や二隻、沈んでも構わない—と覚悟している。

 しかし、そんなこと。
 記事で朝鮮系の工作員記者が「オレだけ知っている」てな感じで、大声でわめくことではない。
 日本人なら、大抵はそう思うし、そう感じている。

 どこに核心があるかというと。
 冒頭でふれたとおり、「日本という国は、日本人が自分の手で守るしかない」--と覚悟したということだ。
 自分の国を自分で守るためには、血を流すことも避けられない—と覚悟したということだ。

 その結果として、南シナ海で、日本人が生命をかける—という状況となる可能性が高くなるであろうが、「自分の手で国を守る」とは、そういうことだ--と改めて、胸に刻んだということだ。

 戦後レジームが完全崩壊して、今、日本は、「極東の虎」だ。
 「極東の虎」が、中国から脅されてばかりいる訳があるまい。
 虎には、虎なりの意地と誇りがあるのだ。

 ※追記。
 中国が日本の安保法案に対して、コメントを出している。ご紹介したい。
--ここから--

 中国共産党の機関紙が、安保法制の採決について批判する社説を掲載。
 中国共産党の機関紙『人民日報』系の『環球時報』は、16日付けで、委員会採決の写真を載せ、“安倍は自らの理想に酔っている”と題する社説を掲載。

 採決強行について、「ここまで強引に進めるのは西側体制の中でもまれにみることだ」とした上で、「安倍総理の本意は自衛隊が海外展開をする権利を勝ち取って、日本を“正常化”することだ」と批判しています。


 また、「安倍政権は中国を仮想敵としているが、日本が攻撃をしてきたとしても、今の中国には致命的な反撃をする能力がある」とけん制

--ここまで--

 でも。習近平さんは、最前線にはでてこないだろう。
 いざ、戦うとなったとき、アレッ、総大将が行方不明に---。