2016年6月23日木曜日

中国、人民元の大暴落危機—米ゴールドマン

なんせ、ゴールドマンが言った—という部分からして怪しい
 いや、ウソを言っているという意味ではなくて、例えばソロスが言ったというのとかわらない。

 なんらかの「言ったことによる世界的な影響」を考慮した上で口に出しているのだ。
 大暴落とか言うならば、十分の準備というか用意をした上で口に出している可能性が高いのだ。

 かって、韓国に関連しては随分の引っ掛けがあった記憶がある。

 以下、新聞から抜粋。

 中国の債務に懸念が強まるなか、人民元の下落が続いている
 米ゴールドマン・サックスが、中国経済をメッタ切りにした。
 中国が抱える債務の実態は、当局が公表する数字よりも大幅に悪化していると分析。
 人民元の急落や資本流出危機の再燃を予測。

 輸出や輸入など実体経済の低迷も深刻で、世界経済の重大なリスク要因となっている。
 「中国の債務はずっと大きい」とゴールドマンの分析が紹介された。
 中国の債務問題については欧米の金融機関が分析を行っているが、影の銀行(シャドーバンキング)経由の融資など実態は不透明。

 中国当局は、影の銀行を含む資金供給の動向をとらえる指標として、「社会融資総量」という指標を公表しているが、ゴールドマンのアナリストは信頼性に疑問を呈している。
 企業への融資がノンバンクを介して行われるなどの結果、資金供給量が拡大。

 中国当局が発表した2015年の社会融資総量は前年比約300兆円増なのに対し、 ゴールドマンは、中国の国内総生産(GDP)の36%に相当する約388兆円が資金供給されていると分析、大きな開きがある。
 ゴールドマンのアナリストは、統計では捕捉できない影の融資が行われている可能性があると、「中国の債務問題や持続性のリスクに関する懸念を増大させている」と結論付け。
 国際通貨基金(IMF)のリプトン筆頭副専務理事は、中国広東省で講演、中国企業が抱える過剰債務を早期に解消しなければ、経済成長が減速し、金融危機を招く恐れがあると警鐘。

 中国企業の債務はGDPの約145%に上るとの推計も示したリプトン氏は、「企業の巨額債務は深刻な問題だ」と述べ、問題解決に取り組むよう中国政府に求めた。
 中国企業の債務の約55%は政府系が抱えていると説明。
 「政府系企業は収益性が低い」と、統廃合を急ぐべきだと。

 実体経済も厳しい。貿易総額は今年1~5月累計のドルベースで前年同期比8・6%減、各国と鋼材の輸出は、数量ベースで6・4%増えたのに、金額ベースでは22・4%と大幅減を記録、ダンピングを疑わせる数字となっている。

 週刊東洋経済元編集長の勝又氏は「伊勢志摩サミットでは、のどまで出かかった“中国経済危機論”を封印しつつ、中国リスクを織り込んだ」と。
 ゴールドマンのストラテジストは、リポートで人民元について「完全にネガティブな見方に転じている」と言い切った。
「昨年8月や年明けに見られたのと同様の資本流出を再燃させるリスクがある」と懸念。

 中国人民銀行(中央銀行)によると、5月末の外貨準備高は3兆1917億ドル(約330兆円)と、前月末と比べ279億ドル減少し、4年5カ月ぶりの低水準となった。
 米国の利上げ観測を背景に中国からの資本流出が加速する恐れもある。
 これを防ぐため、外貨準備を取り崩して元買い介入をした可能性が高い。
 中国が約束している人民元改革が何ら進んでいないことがよくわかる。

 それでも人民元安は止まらない。
 人民元は対ドルで年初の1ドル=6・0元近辺だったが、今月15日には一時1ドル=6・6047元と、5年ぶりの安値を記録した。
 前出の勝又氏は警告する。
 「中国経済は危機は生じないとみるエコノミストもいるようだが、1ドル=6・6元を超えた元安が定着する状況になれば、一気に楽観論は吹き飛ぶだろう」

補足、感想など

 う~ん、と思う。
 中国の情実主義というか、気に入らないヤツは殺したり、脅したり—いわば、共産党の思うままになる。

 しかし、資本というか、お金に関しては、中国人のそういう情緒とか感情など、知った事かとばかりに「合理的」に動く。
 今、中国人は、「お金の持つ合理性」というものに振り回されているのだ。
 なんといったかな、社会主義的資本主義とか—言ってたかな。

 その矛盾に満ちた経済政策が、その内在する矛盾ゆえに、そのもつ情緒性ゆえに、「資本というものの合理性」の前に吹っ飛んでしまおう—としている。
 中国人が掲げた社会主義的資本主義というものが、今、まさに崩壊しようとしている。

 昨年末にimf から2016年秋に中国人民元のsdr入りを認められるというニュースがあった。
 その時の掲示板の書き込みを転記しよう。
 今、中国で起ころうとしていることの「正体」が垣間見えるかもしれない。

 --ここから--

2015/12/01()
 中国経済がヤバイから、それを支えるためにこんな事をしてるんだろうな…
 sDR入りのニュースが流れてるのに、上海市場は下落を政府が買い支えてる状態 一般人は正直だよね

2015/12/01()
 逆、逆!
 IMFは欧州利権。
 欧州人が中国に甘く無いのは過去の歴史の通り。
 人民元が世界通貨となるということは、欧州による「世界基準」を中国に押し付け、時代遅れの今の中国を世界に「再編成」させるということ。
 今回のことをアメリカや日本がすんなり通したのは今、実質崩壊しつつある中国を解体し中に再編成するため。

2015/12/01()
 これが罠だってことに気づいてる奴は少ないな。
 構成銘柄入りは中国の人民元を変動相場制に移行させることに等しい。
 次は、中国経済の過剰債務整理で国営企業を売却させる。
 着実に西側に誘導して政府と経済を切り離していってるわ。

2015/12/01()
 その通り。
 国際通貨になるということは、国家の透明性を求められるということ。
 要は中国共産党の透明性ということになる。
 現状ではほぼ無理。(ドル建ての債務を人民元で返済、これが一番の目的と思われるが…)

2015/12/01()
 キンペー「元安だ!みな戻ってきて(涙」
 オバマ「ドル建て債満期っすよ」

2015/12/01()
 元ユロイラネドル円ヨコセ になるわけ。
 中共からドル円が大出血になり、中共のドル建て債務がとんでもないことに。

2015/12/01()
 中国の思惑としては、元をドルやユーロの代わりとして使える通貨にすること。
 つまり、中国の民間企業が抱えるドル債務を人民元で支払い可能にするってことなのかねぇ?
 そんで、欧米の思惑としては、自分達が抱える人民元を無制限にドルやユーロに交換可能な通貨にしたいってことなのかぁ?
 なんかさぁ、どちらかが根本的な思い違いしたまま、
 独自の理論を構築しちゃってるような気がするんだよなw

2015/12/01()
 なんかさぁ、人民元がSDRに成ればドル債務を人民元で返済可能になるって 中国首脳部がイギリスあたりに信じ込まされてんじゃないの?
 そんで、人民元がドルと交換しやすくなったスキを突いて、欧州勢が貸し込んだ債権をサッサとドルに替えて回収しようとしてるとしか思えないんだけど…

2015/12/01()
 なんかさぁ、人民元がSDRに成ればドル債務を人民元で返済可能になるって
 中国首脳部がイギリスあたりに信じ込まされてんじゃないの?

 これは実際その通りでしょ。
 SDRに組み込まれたことで中国のドル債務の不履行はほぼ無くなった。
 中国に投資していたアメリカ人にとってもこれは利がある話。
 中国は今年に入ってからとくに深刻だけどリーマンショック以降ずっと新興国にもSDRの引出し権を与えて欲しいと訴えていたから、 その念願を最高の形で実現することになる。
 それと引き換えに通貨安誘導が事実上不可能になる。
 ※SDR通貨バスケットに組み込まれたことで元を安値に誘導したところで、 同じ通貨バスケットに属するUSD、ユーロ、ポンド、円も連動して下がってしまうから意味が無い。

2015/12/01()
 人民元がSDRにまだ成ったわけじゃなくて、来年の秋にSDRに成る予定なわけで SDRに成るにあたって色々なことがIMFから要求されるわけでしょう?
 その中で、もっと容易くドルと交換できるようにすることも当然要求されるわけだし。
そうなったら、今のドルペック制だと金庫の中のドルが空っぽになるまで ドル交換が続いて、人民 
 元とドルの交換停止を宣言せざるを得ない状況に追い込まれる可能性があるしなぁ。
 かといって、共産党の管理から離れて市場の意思で値段が決まる変動相場制は、絶対に認めたくはないだろうし…
 (来年10月まで中国持つのかな?)

2015/12/01()
 1は一番肝心な来年10月1日から認めるという文言が削除してあるからな。
 これは来年の10月1日までに中国はデタラメ直せよという事なんだよね。

2015/12/01()
 元が国際通貨になっただけで勝ったとか喜んでるやつバカなの?
 今までの中国の為替操作のようなデタラメなことができないということだぞ?w
 為替市場の審判受けて良いことも悪いことも中国経済にもろに影響するってことだぞ?w

2015/12/01()
 というか元が正式に主要通貨になるのは来年10月でそれまでにデタラメできないような仕組みにしろって話なんだよ、これは。
 何故か記事はこういう一番重要なことは省略してんだよな。

2015/12/01()
 IMF「来年の10月までに変動相場制にしてね~ あと経済指標の捏造は許しません、できないならこの話ナシで・・・」
 中国オワタ・・・
 変動相場制になれば通貨危機、主要通貨の話がおジャンになれば信用ガタ落ちで、同じく中国は沈む。
 IMF・・・相変わらずエゲつないわー  まさしくハゲタカじゃー

2015/12/01()
 ハードランディングしろとはIMFも言わないだろw

2015/12/01().net
 来年の101日からSDRを行使できるのか。
 逆に言えば、それまでは意地でも株価を守るってことか?

2015/12/01()
 12月にあるらしい米国利上げ、巨額のドル建て債の償還と株価維持のための米国債売り等、今後どうなるんでしょうねえ
来年の10月まで穏やかに過ごせるとは思えない

2015/12/01()
 間に合うのかな...。 というか、AIIBSDRとあの手この手で延命政策。
 ドルが凄い勢いで枯渇してるのだけは分かる。

2015/12/01()
 これから1年来年の正式採用までに自由相場に移行出来るかどうかだ
 それを拒めばSDRから泣く泣く出たルーブルみたいになる
 やれば売り浴びせかデフレは確実つーか今日既に人民元にもコモデティにもャート(特に金商品の債権の紙切れ)の価格ちゃんと見とけよ
 新興国道連れ必至だぞ~

2015/12/01()
 金男ですら1兆円以上の資金を回収してますが、外貨準備額も減る一方 米国債も日本の方が多くなった
 欧米金融機関も軒並み撤退回収
 元の切り下げしたり、買ったりw もうね、金融素人丸出しでお兄さんワクワクしてんのよ

2015/12/01()t
 元安・ドル高・利上げで更にドル高・で、ドル建て債償還
さあ耐えられるかな?
 (中国経済を成長させたこと自体が最初から策略だったというオチ)

2015/12/01()
 今回の件はむしろアメリカさんが「しめしめ」と仕掛けた罠だと思うけどね。
 日本のプラザ合意の時みたく外圧で強制的に市場開放出来なかったが、この中国政府のプライドをくすぐる方法なら中国政府は乗らざるを得ない訳で。
 為替操作や介入出来なくなるし、中国政府は本当に大丈夫なのかね?

 まぁ、人民元買わなきゃ大暴落の影響もほとんど受けないしね。
 資産をわざわざリスクの高い人民元で保有するお人よしなんて日本人くらいだろw

2015/12/01()
 だから、おまえら、アホ過ぎるだろ。
 中国の現状を分析すると
 AIIB → バスは止まったまま半年放置状態
 南シナの人工島 → 米軍が睨み効かせたらなんもできなくなった
 中国経済 → インチキGDPで絶賛偽装中
 中国金融 → シャドーバンキングの数百兆円の超絶負債は手つかずのまま
 中国製造業 → 世界中の外国企業が工場をタダ同然の捨て値で売却して撤退
 で、SDRってのは元を決済に使えるようにするってことだ。
 つまり中国資産をどんどんドルやユーロや円に変換できるようになるってこと。

 SDRは中国の国力が素晴らしいので認めたのではなく、最後に搾り取るための搾乳機の役目だ。
 もし中国の国力を認めてるなら、G7に入る、AIIBに日米入るなどの実効イベントの方が先に来るはずだよ。

2015/12/02()
 見当違いも甚だしい。
 欧州が肥え太った豚のような中国を解体するという話だよこれは。
 中国を肥え太らせたのは外資。欧米日だ。
 アメリカの金融兵器であるGSBRICsを持ち上げ、どの豚が一番太るか競争したわけだ。

 これは第二の阿片戦争。
 欧州がなぜAIIBにいち早く参加表明したのか?
 IMF(欧州利権)がなぜ人民元をSDRに組み込むと言い出し、アメリカや日本がそれをスンナリ通したのか?
 中国の強力なロビー活動とか報道されているが、欧州人は甘く無いぞ。

 豚の解体で、「不要なもの」は取り除かれ、上等な肉が選ばれる。
 そしてまた外資からの投資で「新生」中国はピカピカにされ新たな養豚場となっていく。

2015/12/01()
 どいつもこいつもわかってないな これは日本にとって最大のチャンス

 --ここまで--

 第二のアヘン戦争か。
 案外、本質を突いているかもしれない。

 仮に経済が破綻したといっても、借金が棒引きになる訳ではない。
 単なる「延払い」に移行するということでしかない。

 20年で返すという約束が、40年で返してね—となるだけだ。