2017年5月18日木曜日

ハッタリ・コケオドシ一帯一路。その2

参加した国、首脳達は皆、様子見。
 皆、人食い中国人のやることを見ているだけ。うまく、おこぼれを拾えばもうけもの—てな感覚ではないのかな。

 以下、新聞から抜粋。

 中国は14~15日に、北京でシルクロード経済圏構想「一帯一路」の国際会議を開き、29カ国の首脳と国際機関トップらが参加した。
 「一帯一路」の「一帯」とは、中国からカザフスタン、ロシア、トルコなどを通って、フランス・ドイツまで鉄道や道路のルートと拠点を整備して、物流経路として各地域を活性化しようとするものだ。
 「一路」とは、海路を意味しており、各国の港などを整備していくとしている。

 つまり、鉄道、道路、港湾のインフラ整備を行って、陸と海のシルクロードを作るという構想で、カバーされる国の人口は世界の6割の44億人にもなる。
 中国からみれば、巨大な公共事業を海外で行うことになる。
 しかも、中国主導であるので、全てのものが中国基準になると思われる。

 今回の国際会議に出席した各国の首脳は、ロシアのプーチン大統領、フィリピンのドゥテルテ大統領、トルコのエルドアン大統領、ミャンマーのアウンサンスーチー国家顧問など。
 先進国のG7から首脳が出席したのはイタリアのジェンティローニ首相のみである。

 このほか首脳が参加した国は、アジアからはインドネシア、カンボジア、スリランカ、パキスタン、ベトナム、マレーシア、モンゴル、ラオス。中央アジアからウズベキスタン、カザフスタン、キルギスが参加している。

 欧州から参加したのは、ギリシャ、スイス、スペイン、セルビア、チェコ、ハンガリー、ベラルーシ、ポーランド。アフリカからはエチオピア、ケニア。
 南米からアルゼンチン、チリ。オセアニアからはフィジーが名を連ねた。
 なお、日本からは、中国通の二階俊博・自民党幹事長が出席した。

 会議に参加した代表的な国の1人あたりの名目国内総生産(GDP、2016年)をみると、中国が8100ドル、ロシアが8900ドル、フィリピンが2900ドル、トルコが1万700ドル、ミャンマーが1300ドル-となっている。

 世界190カ国中のランキングは、中国74位、ロシア71位、フィリピン128位、トルコ64位、ミャンマー160位といずれも先進国とはいえないところだ。
 全体をみても、「中国主導の途上国クラブ」という感じだ。

 先進西側諸国とは違った基準での経済発展の試みとみることもでき、その意味では興味深いが、中国が国際的覇権を握ろうとしていることが明らかなだけに、各地域の経済発展がどこまで確保できるのかがポイントである。

 中国基準は、知的財産権の軽視、資本取引規制など日本を含めた先進西側諸国とは異なるもので、先進西側諸国にとって不利である。
 さらに、いざというときの安全保障の確保も日本にとっては気がかりだ。

 このため、日本としては、今の段階で積極的に「一帯一路」に参加することはなく、当面は情報収集に徹するとみられる。
 いずれにしても、「一帯一路」は中国の経済力次第で、1人あたりGDPが1万ドルを超えられるかが当面のカギである。 

 (元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

補足、感想など

 まぁ、ちょいと、書き込みから拾ってみようか。

 --ここから--
2017/05/18()
詐欺師中国は手を変え品を変えて騙そうとしているが、大方の先進国は意図を察知して様子見。
すり寄るのはおこぼれを期待する途上国の小国だけ。

2017/05/18()
中国にインフラ整備発注
完成して引き渡し受ける
途上国ゆえにお金の返済苦しい
中国共産党、ここぞとばかりに
「返済出来ないなら土地を貸すある、99年間無償あるよ?」
途上国、馬鹿揃いだから承諾する
中国の合法的な植民地完成
中国人の繁殖力半端ない
99年後には共産革命起きていて衛星国化

 --ここまで--

 もう、騙(だま)されるやつがアホなんだ式の話ではある。
 二階さんは、さすがに媚中派議員だけあって、ここぞとばかりに習国家主席相手に点数稼ぎに忙しい。

 ところが、肝心の菅官房長官、麻生副総理は、「一帯一路」 えっ、なにそれ、美味しいのか---という対応でにべもない。

 駐日の中国大使もなにかこれに絡めてコメントしている。ご紹介したい。
 --ここから--

 程大使はインタビューで一帯一路構想を「経済的に活力のある東アジア経済圏と、先進的な欧州経済圏を結びつけ、地域市場の潜在力を引き出す」と指摘しながら「シルクロードは、古代ユーラシア大陸文明を日本に伝えた重要な通り道だ」と述べた。
 一帯一路構想に、日本人にとって身近なシルクロードのイメージを重ねることで、日本と親和性のあるプロジェクトである点を強調した。 

 中国側には、一帯一路構想で日本の参加を歓迎したいとの認識がある。

 また、日本の関与の度合いを高めることで関係改善を決定的なものにしたいという考えもにじみ出ている。

 --ここまで--
 さすがにうまい表現ではある。
 しかし、鉄道事業というものは、採算のとりにくい事業なのだ。
 シルクロードがどうたら言ったところで、採算のとれないものは、続きはしない。