▲人食い中国人は、やたら強気でもの言っているのだが、実際にはちっとも出発しない組織ではある。
日本に向かって参加しろとさかんに秋波を送ってくる。
対して、日本の二階さんあたりは、ここで中国様に恩を売ろうと、日本も参加するかも—といかにも気のあるような返事をする。
あれやこれやと騒動しい話ではある。
以下、新聞から抜粋。
鳴り物入りでスタートした中国主導のAIIB(アジアインフラ投資銀行)が早くもコケ、ADB(アジア開発銀行)の存在感が増す。産経新聞特別記者の田村秀男氏がレポート。
中国主導の国際金融機関、アジアインフラ投資銀行(AIIB)は2016年1月の開業後、休眠状態が続く。
加盟国数こそアジア開発銀行(ADB)を上回ったものの、払い込まれた出資金は定款上の資本金の7%にも満たない。
単独融資はほとんどなく、多くはADB融資に相乗りしただけ。
AIIBと同様、国際金融体制の一角を切り崩すはずの人民元の国際化も看板倒れだ。
元は2016年10月に国際通貨基金(IMF)・特別引き出し権(SDR)構成通貨入りしたものの、国際金融市場での決済シェアは円に逆転され、世界の中央銀行の準備通貨シェアは2016年末で円の4分の1に過ぎない。
だが、油断はならない。
日米両国とも、習近平政権に懐柔されかねない高官が多数存在するからだ。
特に、日本側は親中派の多い財務官僚が北京になびきやすいから、始末が悪い。
4月6、7日の米中首脳会談では習近平国家主席がトランプ大統領に対し、AIIB出資や5月に北京で開催予定の「一帯一路サミット」への米政府高官参加を求めたという。
「一帯一路」は2013年に習近平氏が打ち出した、中華経済圏構想である。
ユーラシア大陸の内陸部と周辺海域のインフラを整備し、すべてのルートを北京につなげる。
必要資金を調達、投融資するための役割をもつのがAIIBであり、ほかにも「シルクロード基金」「BRICS銀行」が中国主導で創設済みだが、いずれもAIIB同様、プロジェクトは欲しいがカネは出したくない参加国だらけ。
AIIBは既存の国際金融機関と同様、ドル建て融資が主流の国際金融市場が相手だが、資金調達できない。
AIIBには基軸通貨ドルの米国と世界最大の金融債権国日本が不参加のために、米欧の格付け機関がAIIB債の格付けを拒否している。
ならば、中国は自らの外貨準備(外準)を充当するしかないが、昨年、中国からの資金流出は年間で7000億ドルを超え、外準は3兆ドルまで減った。
外準は4.6兆ドルもの外国企業や金融機関の対中債権の大半が含まれるので、ないのも同然だ。
ならば人民元を刷って融資できればよいが、国際市場では見向きもされない。
そこで習政権が執念を燃やしたのが、各国通貨当局の間でドルと交換が保証されるSDR構成通貨入りだ。
親中派のラガルドIMF専務理事は、円を押しのけて人民元をドル、ユーロに次ぐ第3の国際通貨として認めた。
ところが、人民元は資金流出に伴う元売り圧力にさらされ、元の信用は国際金融市場で失われてしまった。
AIIBが元建て債を発行しても、計算高い中国人投資家が購入するはずはない。
▲補足、感想など
2月頃か、麻生さんがいった。
--ここから--
2017/02/15(水)
米利上げ仮に今年3回なら新興国経済にリスク=麻生財務相
麻生太郎副総理兼財務相は15日午後の衆院財務金融委員会に出席し、
米連邦準備理事会(FRB)が仮に今年3回利上げすれば「資本流出で新興国経済にリスク。
アジアの国などきついことになる」と指摘した。
中国経済について「ダメになるのは分かっている。いつ、どうダメになるのかが問題」とした。
特に外貨準備の減少ペースを「異常」とし、資本規制の重要性を強調した。
--ここまで--
資本主義なんて、なにほどの経験もない人間が、おもちゃのごとく「資本主義」を扱って、破綻へ降下しつつあるということであろう。
麻生さんは、aiib なんて知ったことか—と思っている。
リスクの高いところに関与してたまるか—と。
してみると、二階さんは、ちょいと中国へおべんちゃらを言っただけか。