▲安倍さんのこの言葉、言っただけだろう。
安倍さんは、コケオドシ・人食い中国人の支配する危ない街金にお金なんて出せるものか—と言っているのだ。
まず、表題にある「疑問点」とはなにか。
麻生さんの言葉から示したい。
--ここから--
名も知れぬ東洋の小さな黄色人種にお金を貸した英国もすごかったんだろうが、1銭たりとも、1日も約定を違えずきちんと払った。
今日、世界で他国の外貨でカネを借りて返済が滞ったことが1回もない国が日本以外にあるならば教えてくれ。ぜひ俺はそれを知りたい。」
「だから、お金というのは貸したら返ってくるもんだと日本の人は思っているんだ。
子供の時からしつけられてきたんだから。
しかし、今、借りたお金を返さないのは多いんじゃないの? 世界で借りたお金を約定通り返さない国の方が多い。
何が言いたいかというと、もう1個(国際金融機関を)増やすんだぜ。
きちんと審査をして(既存の国際金融機関の)3行で足しても400億円か500億円かといっているときに、いきなり後ろから来て、みんな貸さないの?
じゃあ俺(AIIB)が貸してやるよと、300億円、400億円を貸しますと言ってなったとするよ」
「その時、この後からきた300億円は前から貸している3行の400億円に乗っかった。
返済が始まり、400億円のお金は計画通りに返ってくるんだけど、後からきた300億円は全然、融資計画ができていないから、その分は返せませんでしたと。
そうなったとき、まずは3行の400億円は優先的に返してくれるかと。
国内だったら、まだやれる。
しかし、海外相手にそれができるか。700億円が全部焦げ付き、お返しできるお金は300億円だけです、といわれたら、間違いなく被害が出る。こっちは税金を預かっているわけだから」
「ちゃんと審査やら、何やらは参加する国で決めましょうねと。
どういう理事会の構成ですか、審査はどこで、誰がやるんですかと。
最初から俺たちはこれしか言っていない。だから(中国側は)返事を下さいと。
こっちが出した提案を聞かない限りは俺たちは答えようがない。
何の返事もないなら、こっちもしようがないと言っているだけだ。
AIIBの話というのは、次は6月だとか報道されているが、どうして6月なのかさっぱり知らない。
日本はなぜ参加しないのかと色々な人が言ってくるが、面倒くさくていちいち説明しないといけないので、飽きるくらい同じ話をしている」
--ここまで--
麻生さんは、実に直截に疑問点を示している。
これに対して、中国の習近平国家主席は答えることができない。
オレが適当に審査・判断して、適当に決めるとは言えないだろう。
だから。
日本は、aiibに参加しない—と言っているのだ。
以下、新聞から抜粋。
安倍晋三首相は、中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)への参加について「疑問点が解消されれば前向きに考える」と表明。
従来の慎重姿勢を修正した形だ。
首相はAIIBに関し、(1)公正なガバナンス(2)持続可能な貸し付け(3)環境や社会に対する配慮―の3点について日米で疑問を共有していると指摘。
「今は運用を注視している」として引き続き推移を見守る姿勢を示し、今後の対応については「米国と緊密に連携を取り合っていきたい」と語った。
首相はまた、7月にドイツで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせ、中国の習近平国家主席、韓国の文在寅大統領とそれぞれ首脳会談を行いたいとの意向を表明。
今月下旬のイタリアでの先進7カ国(G7)首脳会議では、トランプ米大統領と北朝鮮問題を協議する考えを示した。
▲補足、感想など
冒頭でふれた。
麻生さんの言っていた「かえってもこないお金」が出資できるか—ということを繰り返し、安倍さんも言っているに過ぎない。
なんせ、人食い中国人の考えていることって、200年遅れの大ノロマだと他民族から見られているものだから、他者へハッタリ・コケオドシでやり返してやろう—とばかりなのだ。
だから、他者から暴虎馮河の類のことばかり、やっていると見られる。
なんだっけ、一路なんとか計画の荒唐無稽ぶりを見よ。
--ここから--
2017/05/16(火)
中国の「一帯一路(海と陸の現代版シルクロード)」構想の国際会議が、2日間の日程を終えて閉幕。
習近平国家主席は閉幕後の記者発表で、次回の会議を2019年に開くと表明した。
採択した共同声明は「世界の貿易と投資の伸びは依然として低迷している」と指摘。
米国を念頭に「自由な貿易を確保し、あらゆる形態の保護主義に反対する」と表明。
そのうえで「一帯一路の提唱は各国に協力を深める重要な機会を提供し、積極的な成果をもたらした」とした。
会議には100カ国以上の1500人が参加。
イタリア、ロシア、インドネシアなど29カ国の元首が集まった。
中国は会議に間に合わせる形で滞っていた大型案件を動かした。
インドネシアの高速鉄道は融資契約を結び、アルゼンチンの原発建設も着工へ前進した。
習氏は一帯一路に投資するシルクロード基金の増額や政策金融機関による融資など計7800億元(約12兆8千億円)の追加の資金拠出も表明。
一帯一路はインフラ建設と引き換えに親中国の勢力圏を広げる試み。
沿線にはアジア、アフリカ、欧州の64カ国があり、政治体制や経済の発展段階もばらばら。
多様な国を実利で緩やかに束ねる仕組みだ。
中国は経済を武器に自らの勢力圏を築く狙いだが、一帯一路の投資は盛り上がらない。
収益率が低いわりにリスクは高く、民間企業は二の足を踏む。
大半が国有企業による投資とみられる。
中国経済の構造矛盾も深まっており、先行きが不安視される。
開発金融機関の幹部は「途上国のインフラ投資で融資対象になりうる案件は非常に少ない」と話した。
菅義偉官房長官は会見で、一帯一路について「地域の持続的な発展に資するものに具体化されていくか、政府として注視していきたい」と語った。
安倍政権は自民党の二階俊博幹事長や首相の政務秘書官を務める今井尚哉氏らを一帯一路会議に派遣した。
--ここまで--
考えてもみよ。
日本の北海道でのJRの不振ぶりを。
日本の人口をもってしても、北海道での鉄道事業は苦しいのだ。
それを、人跡もまばらな中央アジア等の国土での鉄道事業がうまくいくはずもあるまい。
事実、中国国内での高速鉄道事業は大幅な赤字のはず。
赤字では事業は維持できない。
aiibなる銀行が、例えば中国のこの一帯一路なる事業に出資した場合、返ってこない可能性が高かろう。
そんな危ない人食い中国人支配の街金に金が出せるか—というのも、当然ではないか。