▲中国人の企む一帯一路の目的を三橋さんが、説明している。
どこらに核心があるのかな。
結局、中国の企業って、皆、国営企業であるため、通常の資本主義経済なら、抑制されるべきタイミングでも、そのままつっぱしってしまう—ということだろう。
そして、実質、赤字企業でも、国営のために税金で補填され、生き延びてしまう。
そして、製品だけ自動的にとぎれることなく生産される。
で。
この途切れることなく生産される製品を、世界中にばらまきたい----これが中国人の企む一帯一路の目的だと。
まぁ、正解であろう。
以下、新聞から抜粋。
中国経済は、現在も過剰投資問題に苦しめられている。特にひどいのが粗鋼と石炭だ。
2016年の中国の粗鋼生産量は、8億トン。対して粗鋼の生産能力は12億トンもあり、設備稼働率は7割を下回る。
石炭の場合、16年の生産量がおよそ33億6000万トン。対する生産能力の方は、57億トンで、稼働率は6割未満。
先月に閉幕したG20では、麻生副総理兼財務相が中国経済について、「過剰生産や過剰投資が世界経済に混乱をもたらしている」と懸念を表明。
実際、中国は過剰になった粗鋼製品を世界中にダンピング輸出し、日本の鉄鋼メーカーも被害を受けている。
しかも、中国は政府が輸出補助金を付与してまで、世界市場で不当廉売を続けているから、悪質だ。
17年3月4日、米国の国際貿易委員会が中国産鉄鋼製品に関するダンピングを認定した。
炭素鋼板の反ダンピング関税として68・27%、輸出補助金に対する相殺関税が251%。
ステンレス鋼板・鋼帯の相殺関税は最大で190・71%という制裁関税が課せられることが決定。
5月14日、中国が主導する「シルクロード経済圏構想」(一帯一路)の第1回フォーラムが開催された。
一帯一路構想は、ユーラシア大陸を横断する巨大な経済圏を作るという中国の基本戦略だ。
第1回フォーラムで講演した習近平国家主席は、一帯一路の沿線となる国々のインフラ建設に資金を提供するシルクロード基金に、新たに約9000億ドル(約101兆1510億円)を拠出すると表明。
英紙フィナンシャル・タイムズは、中国の一帯一路構想について「中国経済のアンバランスを輸出することになる」と批判。
過剰生産に苦しむ中国は、一帯一路を通じて沿線諸国にインフラを輸出し、需要を確保しようとしているのだ。
すなわち、中国は一帯一路構想によって、シルクロード経済圏を構築し、巨大なランドパワーと化すと同時に、国内の過剰生産能力問題の解決を図るという、一石二鳥を狙っている。
AIIBにしても、中国の一帯一路のための資金調達手段に過ぎない。
中国は、いまだに日本に対してAIIB参加を促している。
日本がAIIBに参加すると、中国を巨大なランドパワー化する一帯一路構想を、資金面でサポートすることになってしまう。
日本では、中国の基本戦略を理解せず、AIIB参加を促す幼稚な論調が実に多い。
日本国が今後も主権国家であり続けるためにも、AIIBには決して参加してはならない。
▲補足、感想など
日本の麻生さんが、中国経済について歯に衣着せぬ物言いをしている。
--ここから--
2017/02/15
麻生大臣「中国がダメになるのは間違いない!」
↓
笑いをこらえる議会
↓
麻生大臣「みんなそう思ってるんだから言った方がいいよ!どうダメになって何時ダメになるかが問題!
私は悪口は面と向かって言うので既に中国に言った。陰口は叩かない!」
--ここまで--
まぁ、今はじっと静観していよう。