▲まぁ、なんというか。
これがリスペクトか。
金持ちになって褒められた—てな感じかな。
これを中国では、リスペクトというのか。
言葉の意味を間違えていないか。
以下、中国の新聞から抜粋。
日本では最大9連休のコールデンウイークの真っ只中だが、中国では4月29日からのメーデー3連休が終わった。連休だが、前後に休みをつけて日本にやって来た中国人観光客も多い。
今日頭条は、日本において中国人が大切にされるようになったことを伝える文章を掲載。
文章が紹介しているのは、北海道のある日本料理店で遭遇した出来事だ。
筆者はこの料理店に事前予約を入れて訪れたにもかかわらず、人気店だったこともあって店員から座席がないと言われたという。
店員としばらくやり取りをしたが満足のいく回答が得られなかったために、直接店主に話をしたとのことだ。
すると店を切り盛りする息子が出てきて、話を聞くと直々に一卓用意してくれた。
しかも、食事中にお寿司を自ら握ってくれた。
これには筆者も驚いたが、店主の息子曰く「先ほどのお詫びです」とのこと。
店主の息子は、店主である父親から「中国の客にはしっかりサービスするようにと言われている」と語る。
理由を尋ねると「日本の経済はますます中国なしには成り立たなくなっているのだから」と答えたという。
文章は「中国人として本当に誇らしいと感じた。今の中国は異郷である日本でリスペクトされている。私は自分の祖国を愛している」と感想を綴っている。
▲補足、感想など
筆者は、この中国人を皮肉ぽく見ている訳ではない。
ただ、通常人として、この記事の一連の流れが リスペクトされた →誇りに感ずる という結論に到達するという感覚がちょいとなぁと感じただけだ。
なにか、今まで中国人は、日本で虫ケラ扱いされていた。ところが、この料理店では人間扱いされた。
で。
これは中国人がリスペクトされた → 中国人として誇りを感じた となるのか。
<そもそも日本人が中国人を虫ケラ扱いしているか?あぁ、無礼で非常識な中国人観光客なんて、山ほどいるものなぁ>
日本料理店の息子に言っていることだって、いわば、中国人相手の「おべんちゃら」であろう。
こういう風に言えば、中国人が喜ぶだろう—という含みの下に、出た言葉であろう。
まぁ、全体の流れから見て、「リスペクトされ、誇りに感じた」という記事にそもそもなるというのが、不思議な記事であり文章だろう。