▲なるほど。
トランプ大統領は、並行して様々な手を使っているということなのだな。
それでも。
最初にブラフというか、首刈り作戦などという「おどろおどろしい」名称の作戦名で、脅しをかけたことによって、北朝鮮との対話というか接触が可能となったということだろうな。
当然、中国から北朝鮮への圧力も効果があったのだろう。
以下、新聞から抜粋。
北朝鮮とアメリカ、ヨーロッパで接触へ
北朝鮮の当局者とアメリカの元当局者や専門家らが、核やミサイル問題などを巡ってヨーロッパの第三国で接触することがわかりました。
朝鮮半島消息筋によりますと、先週北京入りしていた北朝鮮外務省のチェ・ソンヒ米州局長らの一行は、中国・北京空港からヨーロッパに向けて出発したということです。
ヨーロッパの第三国で、アメリカ国務省の元当局者や専門家らと核・ミサイル問題や今後の米朝協議の可能性などについて意見を交換するものと見られます。
アメリカ側は、4月に北朝鮮を訪れる計画だったものの、調整がつかずに第三国で会うことを決めた模様です。
今回の協議にはトランプ政権の関係者は参加しないため、直接、外交交渉につながるものではありませんが、消息筋に寄りますとチェ・ソンヒ米州局長らはヨーロッパ滞在中に別途、トランプ政権の関係者との接触も調整中だということです。
▲補足、感想など
米-北朝鮮対話ではなく、単なる接触だということか。
ただ、以前のようなカーター元大統領のコンタクトとは違おう。
基本的にアメリカは北朝鮮の体制がどうたら—という気はない。
言わば、民族自決というか、北朝鮮人の自ら選択した体制をムリヤリ改変させる気はない。
求めているのは、原爆 プラス icbm の組み合わせのレベルを下げてくれ—という話だ。
トランプ大統領の恐れていることは、原爆がicbmという乗り物によって、アメリカ大陸まで届くことだ。
だから。
原爆を放棄するか、icbmを放棄するか、金委員長を誰か別の人間に取り替えるか—という選択肢の中で選べということではないのかな。
アメリカには、北朝鮮を攻撃する様々な武器がある。
北朝鮮へ石油の輸出を禁止するとか、国際間での決済ができないように銀行を操作することもできる。
当然、特殊部隊で金委員長を攻撃・排除するということもできる。
その持てる様々な「手」から、時間を掛けて「もっとも効率的・安全な手段」を選択しようとしているということだろう。
もしかして、年内一杯ぐらいかかるのかも知れないな。