2017年5月7日日曜日

ハッタリ・コケオドシaiib

人食い中国人ってヤツは---と思う。
 他者に対して、どうしてもハッタリ・コケオドシをせずにはおられないのだな。

 ハッタリ・コケオドシをして、やっと一人前の人間扱いを受けると思っているということか。
 なるほど、長い間、他者から見下されてきた惨めな歴史を振り返ると、そうせずにはおられない—ということか。
 その感覚でaiib をどうたらしようと考えるから、思うに任せない---ということだろう。

 まず、この「うさんくさい、人食い中国人の経営する街金=aiib」 を売り込む記事から。

 2017/05/03()
<アジア開発銀>AIIBとの主導権争い激化へ

 アジア太平洋地域の貧困解消や経済開発支援を目的とし、半世紀にわたってアジアの経済発展に貢献してきたアジア開発銀行(ADB)。
 日本は初代から現在の9代目まで総裁ポストを独占し、米国とともに運営をリードしてきた。

 だが、中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)が開業わずか1年強で加盟国・地域数でADBを抜き去り、存在感を高める。
 AIIBにはまだ融資ノウハウは乏しいものの、インフラ投資などを巡るADBとAIIBとの主導権争いが今後激しくなる可能性がある。

 ADBは、加盟国・地域の出資を元手に域内のインフラ整備などの資金を低利で貸し付けるほか、 貧困問題を抱える国に無償で資金支援する活動を展開してきた。
 2016年末時点での最大の出資国は日本と米国で、出資額はともに223億ドル。
 また、ADBが低所得国向けに融資するための「アジア開発基金」への拠出額は日本が120億ドルで単独首位。
 同基金は感染症対策などの保健分野などにも活用されている。

 事業の中心は16年から30年までに計26兆ドルと推計される膨大なインフラ需要だ。
 アジア太平洋地域は急激な経済成長によって電力などエネルギー供給網や高速道路などの交通インフラ、上下水道などの需要が高まっている。
 ただ、途上国にはADBは手続きに時間がかかるなどの不満もあり、中国が欧州主要国も引き入れ15年に設立したのがAIIBだ。

 AIIBは、発足当初こそ「既存の国際金融体制への挑戦者」との強い警戒にさらされたが、国際融資のノウハウはほとんどなく、発表済み融資の大半はADBや世界銀行などとの協調融資が占める。 「体制、実績面でADBとの格差は歴然としている」のが実情だ。

 他方、AIIBには中国の習近平国家主席が提唱する現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」の推進を金融面で支援するというもう一つの顔がある。
 総加盟国・地域数などで「ADB超え」をアピールすることで、世界経済における中国の権威確立につなげたい狙いも見え隠れする。
 そうした中で支援を引き出したい新興国や、事業受注などビジネス拡大を狙う先進国がAIIBに押し寄せている状況だ。
 日米は参加を見合わせているが、AIIBの金立群総裁は先月24日、米ワシントンで「双方がウィンウィン(相互利益)になる協力方法を模索している」と述べ、米国政府や米企業との連携に強い期待を示した。

補足、感想など

 冒頭でふれた。
 aiibなるものは、「うさんくさい、人食い中国人の経営する街金」であろう。
 そのうさんくささ、不気味さは半端ではない。

 まず、日本が資本参加しない理由を麻生さんの記事から転記しよう。

 --ここから--

 今、借りたお金を返さないのは多いんじゃないの? 世界で借りたお金を約定通り返さない国の方が多い。

 何が言いたいかというと、もう1個(国際金融機関を)増やすんだぜ。
 きちんと審査をして(既存の国際金融機関の)3行で足しても400億円か500億円かといっているときに、いきなり後ろから来て、みんな貸さないの? 
 じゃあ俺(AIIB)が貸してやるよと、300億円、400億円を貸しますと言ってなったとするよ」

 「その時、この後からきた300億円は前から貸している3行の400億円に乗っかった。返済が始まり、400億円のお金は計画通りに返ってくるんだけど、後からきた300億円は全然、融資計画ができていないから、その分は返せませんでしたと。

 そうなったとき、まずは3行の400億円は優先的に返してくれるかと。
 国内だったら、まだやれる。
 しかし、海外相手にそれができるか。700億円が全部焦げ付き、お返しできるお金は300億円だけです、といわれたら、間違いなく被害が出る。こっちは税金を預かっているわけだから」

 「ちゃんと審査やら、何やらは参加する国で決めましょうねと。
 どういう理事会の構成ですか、審査はどこで、誰がやるんですかと。
 最初から俺たちはこれしか言っていない。だから(中国側は)返事を下さいと。
 こっちが出した提案を聞かない限りは俺たちは答えようがない。

 何の返事もないなら、こっちもしようがないと言っているだけだ。

 --ここまで--

 早い話、審査・融資は、中国の習近平国家主席が、ご都合で「貸す」ということだろう。
 こういう疑いに対して、aiibの首脳が反論している。

 --ここから--

 2017/55
 中国主導で設立されたAIIBの副総裁がインタビューに応じ、AIIBへの中国の影響力について「すべての加盟国のもとでコントロールされている限り問題にならない」と説明し、参加していない日本とアメリカに改めて加盟を促した。
 AIIBのティエリ・ドロングマール副総裁は、ADBの副総裁も務めたフランス人で、ADB総会が開かれる横浜市でインタビューに応じた。
 この中でAIIBの最大の出資国中国の影響力をめぐる懸念について、「中国の影響はいくらかは受けるかもしれないが、すべての加盟国のもとでコントロールされている限りは問題にならない」と述べ、適切に抑えられると説明。

 理由について副総裁は、すべての加盟国に意見を述べる機会が確保され、重要事項は会議に諮られるため中国も妥協を求められるからだ、としています。
 一方、ADBなどの国際組織も日本やアメリカの影響下にあるとしたうえで、国際社会で台頭する中国が新しい組織のリーダーとして役割を果たすことは世界の利益になるという考えを示した。

 そして、AIIBに参加していない日本とアメリカについて、「アメリカの新政権がどんな結論を出すか予想するのは時期尚早だが、いずれかの時点で加盟はアメリカにとって有益だと判断するだろう。日本にも同じように扉は開かれている」と述べて、加盟を促しました。

 --ここまで--

 とまぁ、こんな話だが--
 肝心の日本の麻生さんは、まるっきり、上のような話は信じておらず、日本はadbのみ支えるという態度を明瞭にしている。

 --ここから--

2017/05/06()
 麻生副総理は、アジアのインフラ支援を50年行ってきたADB(アジア開発銀行)の総会であいさつし、「日本はADBと密接に協力していく」と強調し、中国を牽制しました。
 麻生副総理:「日本は引き続き、ADBと密接に協力しつつ、アジア・太平洋地域の発展に取り組んでいくことを誓います」
 さらに麻生副総理は、持続可能な経済成長のために、今後はインフラ開発の支援に加え、鳥インフルエンザといった感染症対策などの分野に取り組むことが重要だと述べた。
 アジアのインフラ投資を巡っては、おととし、中国主導でAIIB(アジアインフラ投資銀行)が設立されています。ADBとしては、新たな課題を支援することで多くの国を呼び込みたい考えです。

 --ここまで--

 中国との財務担当者の会議から。

 --ここから--

2017/05/06()
 日本と中国の財務当局は、両国の経済と金融情勢について話し合う財務対話を開いた。
 麻生太郎財務相と中国の肖捷財政相が参加。
 金融分野での協力推進を確認し、相互に関心を持つ経済問題を共同研究することで合意。

 対話は6回目。
 今回はアジア開発銀行(ADB)総会に合わせて開き、初めて日銀と中国人民銀行の幹部も参加。
 金融協力は日中間で金融危機の際に通貨を融通し合う「通貨交換協定」の再開などが念頭にある。
 麻生氏は対話終了後、「事務的な手続きはほとんど終わり、お互い必要性は認めているが、政治的な問題になっている」と話した。

 共同研究は日本のデフレ対策や鉄鋼など中国の過剰生産の解消といった構造問題を取り上げる見通し。
 成果は次回対話で報告。
 北朝鮮情勢や為替問題で突っ込んだやり取りはなかった。

 --ここまで--

 日本の態度は明確だ。
 返ってもこないお金を「うさんくさい人食い中国人の経営する街金」に出資できるか—ということだ。
 真っ当だし、正論であろう。

 ※追記。
 新唐人テレビからの文章を転記しよう。
 --ここから--

 2017/05/06(土)
 中国がアジアインフラ投資銀行(AIIB)を進める本当の狙い(新唐人TV) 

 中国は資金不足で不動産開発は倒産寸前で、2014年だけで100億ドル(120兆円)も借入。 
 この状況で他国に金を貸す余裕は無い。
 中国は不動産バブル崩壊が目の前に迫り 大量の失業者発生が都市部での暴動への恐れがありその打開策としてAIIBの資金で仕事を作ろうと考えた。 

 AIIBは他国の為でなく、中国の建設産業と労働者の雇用の為にビルやマンションを 作ろうと考えた。また海外に、溢れた中国人労働者を押し付ける方法として考えた。 
 さらに、AIIB総裁・副総裁・支部設置の利権で賄賂が飛び交い、共産党幹部内で 激しい利権争いが始まっている。
 このような状況で賄賂と利権まみれで 公正なガバナンスは不可能だという。 

 AIIBの授権資本金(資本金上限)は1000億ドルだが、 実際に払い込まれた資本金は68億ドル(昨年12月現在)にすぎない。

 --ここまで--

 どこまで、正確な情報かは分からない。
 でも、あれだけしっこく日本、アメリカからの出資を勧誘するというのは、上のような事情があるからと考えると納得する。