▲いや、もう---という表題ではある。
でも、アルファ碁の記事を読んで、改めて、人間の限界のようなものを再確認した。
これから、人口知能というものが様々なところに行き渡っていくだろう。
人間は、どう働き、どう生きていけばいいのだろうか。
以下、新聞から抜粋。
米グーグルが囲碁用に開発した人工知能(AI)「アルファ碁」と、世界最強といわれる中国のプロ棋士、柯潔(カ・ケツ)九段の対局が23~27日に上海近郊で開催される。
世界の囲碁ファンが注目する頂上決戦だ。
対局は全3局。中国棋院と中国政府の協力を得て、グーグルが浙江省烏鎮で開く「囲碁の未来サミット」の目玉となる。
同社傘下のAI開発会社、英ディープマインドが開発したアルファ碁は昨年3月、韓国のトップ棋士、李世○(イーセドル)九段とソウルで対局し4勝1敗と圧勝。囲碁界に衝撃を与えた。
驚異的な強さの秘密は人間の脳をまねた「ディープラーニング「深層学習」と呼ばれる情報処理手法だ。
無数の対局の棋譜をもとに打つ手の善しあしを自ら学習し、さらに膨大な数の自己対局を繰り返して勝ち負けの経験から判断力を磨いた。
手ごとに形勢を的確に読み切る「直感」に近い状況分析は人間のプロ棋士をうならせた。
ディープマインドは李九段との対局後に「九段」に認定されたアルファ碁を一段と改良。
昨年暮れから今年初めにはインターネット上の囲碁サイトに匿名で参加。
柯九段や日本で6冠を持つ井山裕太王座を含むプロ棋士を相手にした早碁で60連勝した。
柯九段は昨年3月には李世○に勝てても私には勝てない」と豪語していたが、ネット対局で負けて以降は強気の発言を封印。
今回の対局に向けて秘策を練っているとされる。
同イベントでは、中国のプロ棋士2人がそれぞれアルファ碁と組んで対決する「ベア碁」や、アルファ碁が中国のプロ棋±5人のチームを相手に戦う「チーム碁」も予定されている。
▲補足、感想など
記事では簡単な記述であるが、人間にとっては「大きな変革を予告する」記述であろう。
そういえば、スマートスピーカーの記事があった。
ちょいと疑問があれば、尋ねれば教えてくれるというものらしい。
--ここから--
米国の家庭で急速に普及する人工知能(AI)を搭載した「スマートスピーカー」が日本に上陸。
米グーグルは、日本語に対応した会話型AIグーグルアシスタント」を載せた製品を年内に発売すると発表。
米アマゾン・ドット・コムが切り開いた市場には米マイクロソフト(Ms)も参入を表明。
音声認識技術の向上を背景に、IT(情報技術)大手の三つどもえの争いが始まる。
スマートスピーカーは居間や台所に置き、人が話しかけて欲しい情報を検索したり、音楽を再生したりする機器。
日本語対応版の発売は、米カリフォルニア州で始まったグーグルの年次開発者会議 「I/O「アイオ-」で、スンダル・ピチャイ最高経営責任者(CEO)らが明らかに。
「グーグルホーム」と呼ぶスマートスピーカーの日本での発売日や価格は未定。
2016年秋に発売した米国では129ドル(約1万4000円)で販売している。
アマゾンは14年秋に、独自の会話型AI「アレクサ」を載せたスマートスピーカー「エコー」(約180ドル)を発売した。
リモコンを使わず家電を操作できる便利さが人気で、電子書籍リーダー「キンドル」以来のヒット商品となった。
米モルガン・スタンレーの推計では、これまでに1100万台以上を販売した。
米調査会社イーマーケッターによると、米国のスマートスピーカー市場でのアマゾンのシェアは71%と、2位のグーグル(24%)以下を大きく引き離している。
マイクロソフトも先週、サムスン電子傘下の音響機器と共同開発した「ハ-マン・カードンーインボーク」を発表。
会話型AI「コルタナ」を搭載した同様の製品の開発で、米HPと米インテルとも提携。
米メディアによると、米アップルも自社の会話型AI「シリ」を搭載したスピーカ亅の開発を進めている。
スマートフォン(スマホ)の次成長分野として、スマートスピーカーへの関心が高まって背景には、人同の声を聞き取り、話し言葉を理解する音声認識精度の飛躍的な向上がある。
グーグルのピチャイ氏によると、「深層学習」と呼ぶ最新手法を取り入れた結果、同社のAIが人間の言葉(英語)を聞き間違える確率は1年弱で8・5%から4・9%に下がった。
グーグルホームは最大で6人の声の聞き分けが可能だ。
キーボードにもタッチパネルにも触る必要がない「ハンズフリ-の操作を実現する会話型AIの応用範囲は自社製品にとどまらない。
グーグルは今回、独アウディや米ゼネラルーエレクトリック(GE)など70社以上と「グーグルアシスタント」対応の自動車や家電製品の開発で提携した。
アップルのスマホ「IPhone」で利用できるアプリも発表した。
音声で操作できる家庭用機器で日本メーカーの存在感は薄い。
家電大手ではシャープやソニーが一部で手掛ける程度で、人工知能(AI)搭載スピーカーの製品化をめざすのはLINEなど少数だ。
強いクラウドサービスを背景に、AI搭載スピーカーを「ネットと人の接点」と位置づけた米アマゾン・ドットコムなどに先行を許した。
国内ではアドバンストメディアや富士通、NECなどのIT(情報技術)企業が音声認識や対話のソフトを開発。コールセンターの問い合わせ対応や会議議事録の作成など、主に業務用システムに使われてきた。
家電への応用は広かっていない。
カーナビゲーションシステムの音声操作などに古くから使われてきたが、家電ではシャープがロボット型携帯電話「ロボホン」など5製品に対話機能を搭載したのと、ソニーがマイク一体型イヤホンに音声認識機能を持たせた程度。
パソコンやスマートフォンと同様、米国勢に主導権を握られる可能性が高くなっている。
--ここまで--
深層学習という技術を押さえられたのが大きいのかな。
机の上にあって、明日の天気は? とか、○○とはどんな意味? とか音声で尋ねると回答してくれるということか。
なるほどなぁ。
スマートスピーカーに日本のメーカーはついていけないということか。