▲やっと、再稼働となったか—と思う。
原子力は、コンパクトで効率のいいエネルギー発生源なのだ。
これを中心として、日本のエネルギー政策を考えていくしかない。
また、同時に。
原発の技術者の「誇り」と「熱意」を信じてあげてほしい—と日本の国民に申し上げたい。
機械であるから、100パーセント無事故ということはありえない。
90数パーセントというように近づけることはできる。
でも、最後の数パーセントは、原発技術者達の「誇り」と「熱意」というもので補っているのだ。
技術者であるから、政治家のような聞こえのいい「キレイ事」は言えない。
100パーセントに近づけます—としか言えないのだ。
そういう言い方を「自信がないのだろう」とかとらないで頂きたい。
これはもう、「技術者の誇り」にかけるしかないのだ。
そのことを理解してあげてほしい。
以下、新聞から抜粋。
九州電力は、川内原子力発電所1号機を11日に再稼働させると発表。
必要な検査を10日にすべて終える見通しとなった。
午前10時半に制御棒を引き抜き、原子炉を起動させる。
2013年に新規制基準が導入され、原発の再稼働は初めて。
国内で「稼働原発ゼロ」の状態が約2年ぶりに解消。
10日午前に開始した制御棒が正しく機能するかの確認が進んでいる。
九電は11日に原子炉を起動できると判断し、原子力規制委員会にも報告。
11日は午前10時半から制御棒を引き抜き、約4年ぶりに川内1号機を再稼働。
午後11時ごろに核分裂反応が安定し臨界状態に達し、14日に発送電を再開。
9月上旬に本格的に営業運転を始める。
川内原発のタイプは加圧水型軽水炉(PWR)で、原子炉に送り込む水を加圧して沸騰させないまま温度を高める。
長期の稼働停止で不具合の懸念が残るため、規制委は運転状況を監視する方針。
九電は「国の検査に丁寧に取り組むとともに、安全確保を最優先に再稼働工程を慎重に進める」と発表。
原発に依存する比率が高く、川内原発と玄海原発の稼働停止で逼迫していた九電管内の電力供給も安定に向かう。
厳戒態勢を敷く。
東京電力福島第1原発事故の反省を踏まえ、原発に対する安全対策の規制が大幅に強化された。
川内1号機は対策を終えて、14年9月に規制委の安全審査に合格。
同年11月に地元の川内市と鹿児島県も再稼働に同意。
約2年ぶりに原発ゼロが解消する。
九電は川内1号機が再稼働すれば、川内2号機の再稼働に向けて最終手続きとなる使用前検査の対応に集中させる。
1号機の再稼働が8月11日に遅れた反省を生かし、迅速に対応して川内2号機は最短で10月中旬の起動を目指す。
▲補足、感想など
冒頭でふれた。
原発は、人類に与えられたコンパクトで効率のいいエネルギー発生源なのだ。
このエネルギー発生源を、自家薬籠中のものとしなければ、人類の進歩もありえまい。
日本のエネルギーを考える上で、いくつかのことに注意する必要がある。
あ、エネルギーを他国に頼ることはできない。食料と同じだ。日本の安全が脅かされるからだ。
い、現時点で、原発に代替する・匹敵するエネルギー発生源は見つかっていない。
それはいくつかの案はある。それらが、実用化されるまでには、数十年という歳月が必要だ。
それまでは、原発を中心として、エネルギーを供給するしかないのだ。
う、日本政府がエネルギーミックスとして、他のエネルギー発生源との混在を想定している。
そこでは原発を20~30パーセントぐらいとしていたと記憶する。
しかし、他のエネルギー発生源の実用化までには上でふれたように時間が必要だ。
原発を中心として、ここ数十年はエネルギーを頼るしかない。その現実を直視して頂きたい。
そんなことで、まず、川内原発が再稼働される。
これから、次々と日本各地の原発が再稼働されるであろう。
過大で膨大な液化ガスの輸入も減ってくる。
そのことで、その費用分のお金を他の復旧にも回せるではないか。
大事なことを繰り返したい。
川内原発の再稼働に賛成する。2号機の再稼働を急いで頂きたい。
なお、活断層とか火山がどうとか、もう、重箱の隅をつっつくような「リスク」に迷い込まないで頂きたい。
活断層が動くのが、数十万年に一度、対して、原発の耐久年数が60年程度。
もう、なんというか、気がどうかしているのではないか—と思える議論だ。
リスクを挙げるのはいい。
大事なことはなにか—という視点でみて頂きたい。
余りに瑣末なことは切り捨てるべきた。