▲ふ~ん、中国がまともなことを言い始めた。
ふんぞり返って強がりばかり言い続けていた中国が、表題のごときまともなことを言い始めた。
まぁ、それだけ追いつめられてどうにもならない状況だということなのだろう。
筆者は、末端の技術系人間だが、上のことがよく分かる。
そういえば、北朝鮮の金総書記にめぐる神話でとんでもないものが公表される。
3才でどうしたとか、天才だと他者から思われたいらしい。
天才ねぇ。そんなこと、筆者にとってどうでもいい。
比較するのもなんだけど、nhkの凄技なんて、でてくる技術者・職人達が何度も何度も失敗する。
失敗した時、なにかに行き詰まった時、どうするのか---そこが一番面白い。
そこに一番興味がある。
一週間、図面を見続けた—てな対応策があったな。
どんな仕事でも、例えば、文を書くのでも同じだ。
何度も失敗もするし、行き詰まりもする—その時、どうすればいいだろう。
どう工夫すればいいのだろうか。
この部分だな。
北朝鮮の金総書記が、他者から認められたいと願うなら、「行き詰まった姿」と「どう対応したかという姿」を見せよ。
その方が、3才でどうたらより、1万倍も尊敬される。
以下、新聞から抜粋。
経済成長に陰りが見えてきた中国。
日本と同じ轍を踏むまいと、中国は日本の過去を強く意識している。
中国メディアは、「日本経済の衰退は中国にとって大きな助け」と記事を掲載。
中国の金融監督機構は、20年にわたる衰退とデフレを経験した日本を強く意識し、「反面教師にしている」と。
中国側のある関係者は、「日本の成功には興味がない。もっとも関心があるのは日本の失策だ」とし、日中の経済には類似点があるため、日本政府が過去に行った細かな政策にまで関心を寄せているという。
中国が行っている金融改革も、日本が過去に行ってきたこと。
こうした改革は経済発展に寄与するものの、失敗すれば深刻な結果になる。
例えば、中国の政策決定者たちは1985年のプラザ合意を「実質的に円高と資本の自由化を批准したようなもの」で、これが日本の失われた20年の原因だと考えているのだと。
日本銀行の関係者が「中国はたとえ減速したとしても、金融不均衡を加速しかねない政策措置は採用しないだろう。これは賢明なことだ」と語ったと紹介。
日本はバブル時にパートナーである米国に影響を与えかねない金融引き締め政策を実行できなかったが、国内の経済安定こそが国の政策決定者にとって最も重要な責任だと主張。
中国経済の成長鈍化と不動産バブルが指摘されるなか、中国は何が何でもバブル崩壊を避けたいと考えているはずで、日本の経験は何よりもありがたい研究材料のようだ。
▲補足、感想など
日本の経験が役立つ?
第一、規模が違うだろうに。
日本のバブル崩壊後は、日銭を稼ぎながら、ボツボツ不良債権の処理をしたのだ。
アメリカあたりのハゲタカにサンザン、むしり取られたが、それでも時間をかけて、少しづつ傷が癒えてきたのだ。
日本の経験が中国のバブル処理に役立つとも思えないが、それでも、言っていることがまともになったことは確かだ。
このブログでなんどもふれているように、人は脅せば黙ってしまう、邪魔者は殺せばこの世から消えてしまおう。
でも、お金の世界は、極めて合理的に動いて、中国人の中華思想だとか尊大グセ、メンツなんぞなんの関係もない。
まともなことを言い始めたのは、お金のもつ「合理性」というものに、したたかに、尊大グセのある横っ面をひっ叩かれたからだろう。
やっとまともになった—ということだな。
それなら、あの王毅外相と、報道官を更迭したらどうだ。