▲まぁ、多分、そうなんだろうなぁ。
なんせ、プーチンさんは出身が出身だ。
もしかして、過去、自分の手で暗殺を実行した可能性すらあるのだ。
世界広しといっても、「暗殺をみずから実行した可能性」のある大統領など、ロシアだけであろう。
だから。
反ロシアで、イギリスに亡命したロシアの大富豪を「暗殺」する「決断」など、さほど苦ではあるまい。
大富豪—と書いたが、かってのロシアのマフィアの一員であろう。
プーチンさんにとって、こういう人は「目障り・邪魔な」な存在だったということだろうなぁ。
しかし、どのようにして?
今頃は、聞いたこともないような「薬」があるからなぁ。
そういえば、同様な話として、「無味無臭の放射性物質」入りの寿司を食べさせられて殺害された—という例があったな。
以下、新聞から抜粋。
「次の標的は誰なのか」-。
プーチン・ロシア大統領の政敵となり亡命したロシア人富豪
ベレゾフスキー氏の死が、亡命ロシア人の間に恐怖を広げている。
露政権の「裏切り者」たちが次々死亡しているためだ。
今年予定されるロシア連邦保安局元幹部リトビネンコ中佐毒殺事件の
死因審問の行方にも暗雲が立ちこめてきた。
警察当局のこれまでの調べでは、ベレゾフスキー氏は、自宅バスルームで
死亡しているのをボディーガードに発見された。
警察は、首にあざがあったことや争った形跡のないこと、
家族らの証言から同氏が巨額賠償請求訴訟で敗訴して鬱状態にあったことなどを根拠に、自殺の可能性を指摘した。
しかし、英紙によると、同氏はプーチン氏とロシア政府にとって毒のような存在であり、
同氏を知る関係者はいずれも、自殺はありえないとの見方を示しているという。
多くの反体制派亡命ロシア人が不審死したり、襲撃を受けたりするのは偶然ではないとの主張だ。
反体制派ロシア人を取材するモスクワ特派員も、ロシア当局の尾行や事情聴取などの嫌がらせを受けたという。
さらに、プーチン大統領の出身母体であるソ連国家保安局(KGB)が、検視では特定が困難な数多くの暗殺法を
考案しているとの元KGB要員の証言を載せ、心臓まひを引き起こす具体的な薬品名や暗殺の手口まで紹介した。
プーチン大統領の報道官は、ベレゾフスキー氏が数カ月前に自らの過ちを
許してほしいとする内容の手紙を送ってきたと述べていたが、関係者はそうした事実はないと否定し、「ロシア政府の情報操作だ」と非難したという。
ロンドンでは、2006年11月に放射性物質ポロニウム210を飲まされて毒殺されたリトビネンコ中佐暗殺事件に、
ロシア政府が関与しているか否かを調査する死因審問が5月に再開されることが決まっていた。
ロシア政府からの協力が得られないためだとしているが、民間有志が主導し、英政府が協力する形の審問には
巨額の費用がかかる。
ベレゾフスキー氏は生前、費用への協力を表明していたとされ、
同氏の死で、審問再開はさらに難しくなる恐れも指摘され始めた。
▲補足、感想など
どこらに核心があるのかなぁ。
まぁ、殺伐とした世界ではある。
でも、これが日本以外なのだ。<日本が隔離された温室のような状態だということがよく分かる>
プーチンさんが特別どうこうということではあるまい。
多民族で、アチコチで問題を抱えている国家では、プーチンさんほどの「豪腕」でなければ統治できないのだろう。
でも—と思う。
プーチンという人は、ロシアから逃げ出す用意をしている指導者ではない。
中国をみよ。
自分の家族・財産を外国に逃し、自分もなにかあれば逃げ出すという用意をした上で、政治を行なっているのだ。
その「覚悟の違い」をみよ。
指導者の「覚悟の違い」が、一国の繁栄をもたらすかもたらさないかすら—決定してしまうのだ。
中国は、たぶん、これから「世界でも一番貧しくなる」。