2013年3月13日水曜日

習近平国家主席の悲鳴を聞け その3。


中国・習近平国家主席がトコトン瀬戸際に追い詰められて苦しいようだ
 追い詰められ、苦しければ苦しいほど、外に向かっては虚勢を張る—というのは、中華思想そのものなのだろうな。そういえば、日清戦争前の清の姿勢もこれとそっくりだったそうな。

 今度は、アメリカがどうとか-言い始めた。
 なるほど、日本の後盾らしい? アメリカに言及しようか--というところかな。
 
 以下、新聞から抜粋。

 シンガポール紙・聯合早報は、「日米は互いにアジアで演じる役割に認識上のギャップがある。
 米国人は中国と慎重にやりとりするつもりであるため、日本のタカ派が面倒を引き起こすのを懸念している」 と指摘する外交官のt氏の文章を掲載。
 
 オバマ大統領は4人の首相が交代したため、安倍首相が長続きするか態度を保留している感がある。
 米国議会に提出された報告は、安倍氏は「タカ派」で、修正主義の立場は日本の隣国の怒りを買い、 すでに一触即発の北東アジア情勢をより不穏にする可能性があると指摘。

 米国は日増しに欠かせない存在になる中国との交流に微妙なバランスを保つ必要がある。
 安倍首相のタカ派の態度によって米国が武力衝突に巻き込まれるのを懸念するオバマ大統領は安倍首相との会談で薄氷を踏むような感じだったに違いない。
 また、安倍首相は日米同盟関係の再構築とともに、中国との反目が強まるなか、米国からの支持を確保することを望んでいた。
 しかしオバマ大統領は会談で中国にほとんど触れず、日本人を失望させた。

 オバマ大統領が注目しているのは中国と日本の緊張関係緩和であって、日本が中国に対してどれだけ強硬かではないとワシントンは本政府に通達した。
 米国は日本の利益を守る上で最後には選択的なやり方を取る可能性があると日本人に気づかせようとしている。

 日本は現在、国防に関する問題を自ら決定するか、中国とより密接な関係を維持するかという2つの選択に迫られている。
 第一の選択は核兵器開発を意味する。
 ナショナリストは喜ばせるが、日本の有権者や米国は受け入れられない。

 もう一つの問題が、どれだけの国防予算があれば人口13億人の裕福な国に十分対抗できるかという問題だ。
 一方、第二の選択肢は実業界のリーダーの支持を得ている。
 反中国感情が収まれば、それは実行可能だ。

 日本は中国と角逐が存在し、日本は米国の力と影響力に頼れなくなっており、 自らが十字路に立たされ、新たな道を探り、変化する世界の中で自らの位置を探る必要があることに気づいた。
 日本はアジアの隣国を正視するほかなくなった。
 日本が改めて地域に受け入れられたいなら、 アジア諸国と歴史問題を回避し続けるのはムリだと気づかなければならない。


▲補足、感想など

 シンガポールの新聞?
 中国人がどう考えているか--ということだろうな。
 根底に、中国が日本という国をどう考えているかが出ているようだ。

 要するに。
 なにか回りくどい言い方だが、中国は日本に向かって「中国を見捨てないでくれ!」と言っているのか。
 ついでに、今まで通りに、中国に低姿勢で、お金をクレとかいったら、すぐ出してくれる—そんな日本のままでいて欲しいとか-言っているのか。

 肝心なことは、今、日本という「虎」が目覚めて動き始めたということなのだ。

 じゃなぜ、「虎」が目覚めたのか?
 それは。

 習近平国家主席(なったばっかりでイイカッコしたかったのだろうなぁ)が、軽率にも、「この小日本め。一発殴ってやれ、すぐ悲鳴を上げるさ」とか、しつこく日本を刺激し続けたからに決まっているじゃないか。

 ご丁寧にも、同時期に、韓国の元大統領が天皇陛下に対して侮辱発言までして--。
 日本人を完全に「切れさせた」からに決まっているじゃないか。

 だから。
 アメリカがとうとかもはや関係はない。
 日本は、自分で自分を守るためには、原爆の所有も原潜の建造・配備も自分の力でやる。
 自衛隊も国防軍へ格上げする。
 通常の「普通の国」になるだけではないか。

 尖閣諸島騒動についても、1ミリも譲歩するつもりはない。

 ついでに言おうか。
 尖閣諸島は日本の領土である。日本と中国との間に領土問題は存在しない。