▲こんな展開、どこかで見たことがあるような。
そうか。
数年前、毒ギョーザ事件というものがあった。
中国は、最初、責任を日本に押し付けたのだが、日本人はそれを信じない。日本人は中国の食品を買わなくなった。
そこで、致し方なく、中国人の「オレが犯人だ」とか称する人間をマスコミに曝して、一応、中国に毒ギョーザの責任があることを認めた。
ところが。
以後、これに関するニュースはプツンと切れた。
この自分は犯人だという人間がどうなったのかさえ、ニュースにならない。
つまり、一応、責任ば中国にある—と認めた上で、あとは有耶無耶にしてしまったのだ。たぶん、この犯人と称する人間もどこかの「役者」かなんかであろう。
都合が悪くなったから、有耶無耶にしてしまう----。
これと同じように、昨年からの「反日騒動」を中国は、終結させようとしているようだ。
なんとか、曖昧なままにして、習近平国家主席の「メンツ」を潰さないように、少しづつニュースの数を減らし、過激な発言を押さえていって----。
そのうち。
えっ、そんなことがあったんですが。ちっとも気が付きませんでした----とか。
中日友好が一番ですよ---とか。
以下、新聞から抜粋。
"中国軍幹部、射撃レーダー認める 「艦長判断」「領空侵犯は作戦」"
中国海軍のフリゲート艦が1月に海上自衛隊の護衛艦にレーダー照射した問題で、
中国軍の将官級など複数の高級幹部は17日までに、共同通信の取材に対し、攻撃用の射撃管制レーダーを照射したことを認めた。
その上で「艦長の緊急判断だった」と述べ、計画的な作戦との見方を否定、偶発的な事案と強調した。
一方、昨年12月に中国の国家海洋局の航空機が、尖閣諸島付近で領空侵犯した問題については、
「軍の作戦計画だった」と認めたが、
「軍は、(領空侵犯以上に)事態をエスカレートさせるつもりはなかったし、今もない」と言明した。
▲補足、感想など
いや、いいよ。
日本は尖閣諸島では、1ミリも譲歩しないから。
もう、なにもかも中国の「一人芝居」だな。
えっ、あの毒ギョーザに農薬を振りまいた「犯人」はどうした?
懲役何年だったんだ?
あの時、日本では死人はでなかったのか。子供が危篤状態になっただけか。
日本で死人が出れば、こんな「うやむや状態」で済むわけもなかったか。
これはもう。
昨年夏からの「尖閣諸島を巡っての反日騒動」も、毒ギョーザ事件と同じように、うやむやにしてしまおう—と決めたのだな。
替りに、中国国内では間抜けな日本兵のでてくる「反日映画」を一杯作って、「反日本感情」を高めようとするということか。
まぁ、日本人も80パーセント以上が、中国人を「嫌い」とか言っているから、お互い様であろう。
結構な話ではないか。