2013年3月18日月曜日

習近平国家主席の悲鳴を聞け その5。


こんな展開、どこかで見たことがあるような。

 そうか。
 数年前、毒ギョーザ事件というものがあった。
 中国は、最初、責任を日本に押し付けたのだが、日本人はそれを信じない。日本人は中国の食品を買わなくなった。
 そこで、致し方なく、中国人の「オレが犯人だ」とか称する人間をマスコミに曝して、一応、中国に毒ギョーザの責任があることを認めた。

 ところが。
 以後、これに関するニュースはプツンと切れた。
 この自分は犯人だという人間がどうなったのかさえ、ニュースにならない。
 つまり、一応、責任ば中国にある—と認めた上で、あとは有耶無耶にしてしまったのだ。たぶん、この犯人と称する人間もどこかの「役者」かなんかであろう。

 都合が悪くなったから、有耶無耶にしてしまう----
 これと同じように、昨年からの「反日騒動」を中国は、終結させようとしているようだ。
 なんとか、曖昧なままにして、習近平国家主席の「メンツ」を潰さないように、少しづつニュースの数を減らし、過激な発言を押さえていって----

 そのうち。
 えっ、そんなことがあったんですが。ちっとも気が付きませんでした----とか。
 中日友好が一番ですよ---とか。

 以下、新聞から抜粋。


 "中国軍幹部、射撃レーダー認める 「艦長判断」「領空侵犯は作戦」"

 中国海軍のフリゲート艦が1月に海上自衛隊の護衛艦にレーダー照射した問題で、 中国軍の将官級など複数の高級幹部は17日までに、共同通信の取材に対し、攻撃用の射撃管制レーダーを照射したことを認めた。

 その上で「艦長の緊急判断だった」と述べ、計画的な作戦との見方を否定、偶発的な事案と強調した。

 一方、昨年12月に中国の国家海洋局の航空機が、尖閣諸島付近で領空侵犯した問題については、 「軍の作戦計画だった」と認めたが、 「軍は、(領空侵犯以上に)事態をエスカレートさせるつもりはなかったし、今もない」と言明した。


▲補足、感想など
 いや、いいよ。
 日本は尖閣諸島では、1ミリも譲歩しないから。

 もう、なにもかも中国の「一人芝居」だな。

 えっ、あの毒ギョーザに農薬を振りまいた「犯人」はどうした?
 懲役何年だったんだ?
 あの時、日本では死人はでなかったのか。子供が危篤状態になっただけか。
 日本で死人が出れば、こんな「うやむや状態」で済むわけもなかったか。

 これはもう。
 昨年夏からの「尖閣諸島を巡っての反日騒動」も、毒ギョーザ事件と同じように、うやむやにしてしまおう—と決めたのだな。

 替りに、中国国内では間抜けな日本兵のでてくる「反日映画」を一杯作って、「反日本感情」を高めようとするということか。

 まぁ、日本人も80パーセント以上が、中国人を「嫌い」とか言っているから、お互い様であろう。
 結構な話ではないか。