▲あのシャープがか。
あの液晶のシャープがこうした終わりを迎えるとは。
どこに誤りがあったのかな。
そういえば、落ち目になったとき、下請けの企業からシャープの社員の態度が悪い—とか散々言われていたな。
日頃、横柄に対応しても昇り調子のときは、売上が大きくなるので文句はでない。
落ち目となれば、下請けとしても売上は落ちているのに、なぜ、そんなに偉そうに言うんだ?--とかなる。
まぁ、自然のことであろう。
町田さんあたりが、一番の責任者なのかな。成功の推進役であり、失敗の責任者でもある--ということかな。
当然、液晶に絞ったということの決断はエライと思う。しかし、液晶製造の技術が流出し、中国韓国に追い上げられた時、まともな対応ができなかったのも、町田さんであろう。
単一の商品に企業の命運を賭けることの成功と失敗の例として、長く語り継がれることになりそうだな。
人間でも企業でも敗者は辛い。
でも。
その辛い敗者の時、苦し紛れの方法を取れば、致命的だ。
その例が三洋であろう。一番、辛い時、能力のない経営者がついた。
このシャープもどうやら、三洋と同じ軌跡を踏みそうだ。
そうではないのだ。そうでは。
この一番苦しい時、未来を掴まなければならないのだ。
1960年代半ば、早川電気は潰れかけていた。その時、掴んだのが「電卓」ではなかつたか。
以来、半世紀が経過して、今度は「電卓」ならぬ「サムスン」とか。
いよいよ苦しいのだな。
そして、最後の一手が「致命的な誤り」だろう。
さらば、シャープ。
シャープは3月6日、韓国サムスン電子と資本提携を締結すると発表した。
サムスン電子の日本法人であるサムスン電子ジャパンを割当先とした第三者割当による新株式発行を行う。
発行新株式数は3580万4000株で、調達資金は103億8316万円となる。
払込期日は3月28日。新株式発行後のサムスン電子ジャパンにおけるシャープの持ち株比率は3.04%になる。
今回の資本業務提携は、円高基調の恒常化や液晶パネルの価格下落、液晶テレビ市場の縮小などにより、厳しい事業環境となっているシャープの財務体質を強化することが目的。
2012年末には、シャープ製液晶パネルを長期的かつ安定的に、サムスン電子に供給することで同意していたという。
シャープでは今回調達する資金を、液晶ディスプレイの高精細化のための新規技術の導入と、タブレット端末や高精細ノートPCといったモバイル機器関連の液晶製造設備の合理化などに係る投資に充てるとしている。
シャープでは、2012年12月にクアルコムとの資本提携を締結。
最大で約99億円の出資を受け入れると発表している。
▲補足、感想など
シャープの株価が上がったとか。
ふ~ん、と思う。
韓国の企業とどうこうして、うまくいったという例を聞かない。
シャープも壊滅状態となろう。
特に日本の技術屋が韓国人の情緒主義と合わない。<父親が1+1=3というから3なんでしょう--とかいう人間と一緒に仕事ができると思うか>
日本人技術者は、軒並み辞めていくだろう。
日本人技術者は、軒並み辞めていくだろう。
撤退戦は難しいなぁ。
どう縮小するのか—は難しい。
でも、エルピーダメモリーの坂本社長など、破綻に追い込まれはしたが、最後まで粘り強く、立派なものだった。
エルピーダの坂本社長に比較して、このシャープの経営者の愚かしいこと。<土壇場にきて頭が狂ったとしか思えない>
負けるにも負け方がある。
撤退戦にも惨めな撤退と明日へ繋がる撤退がある。
シャープの撤退は、「惨めそのもの」だ。