▲麻生さんが世界を飛び回っている。
2008年の秋頃、リーマン・ショックの解決のために世界中を飛び回っていたが、あれほどではないが、外相そこのけの飛び回り方だ。<安倍さん、麻生さん、外相で地域別に担当しているようだ>
副総理兼財務相という肩書きは、便利がいいのだろうな。
お金の話もできるし、安倍さんの替りでもあるし。
今の日本の外交が抜群の安定感でなされていることがよく分かる。
インドという国も確かに問題なしではないが、これから日本が組んでいく国家として、大事な国だ。
徐々に、インドで稼働する日本企業の数も増えているようだ。
以下、新聞から抜粋。
麻生太郎副総理兼財務相が5月の連休中にインド訪問を検討している。
麻生氏はシン首相と会談し、年内に予定する首脳会談の地ならしを進め、海洋安定や航行自由の
重要性を確認するなど「対中戦略」も擦り合わせる。
インドは自由と民主主義、法の支配といった普遍的価値を共有しており、安倍首相が掲げる
「価値観外交」の本格化を象徴する外交日程となる。
麻生氏の訪印は5月2日から、アジア開発銀行(ADB)の年次総会に出席する。
黒田東彦現総裁が、任期途中での辞任となることに
各国の理解を求める。
麻生氏は外相時代、「自由と繁栄の弧」構想を唱え、
その中核にインドを位置づけただけに、シン首相との会談を重視。
「戦略的グローバル・パートナーシップ」の推進を確認する。
インドはアジア最大の民主主義国家で、安倍政権が価値観外交を展開する上で欠かせない国だ。
ともに「中国の脅威」にさらされているという共通点もある。
中国は海洋進出の拠点づくりを進め、今年に入り、パキスタン南西部のグワダル港の運営権を中国企業が掌握したことが判明している。
安倍首相は今月下旬、来日する欧州連合(EU)首脳との会談で、
経済連携協定(EPA)の交渉開始を宣言する。
大型連休中は中東を訪問予定で
「エネルギーの安定調達に加え、普遍的な価値を拡大する狙いもある」という。
外交日程から浮かび上がるのは、東南アジアから欧州にいたる国・地域との価値観外交を通じ、
海洋進出や権益確保に走る中国を牽制する狙いだ。
「地球儀を思い浮かべ、日中関係を考える」という安倍外交の真価が問われそうだ。
▲補足、感想など
なんだろう。
民主主義と自由経済を標榜する国家が連帯して、中国・韓国等の「ヤクザ国家」をぐるっと取り囲もう—ということかな。
民主主義、資本主義などの価値観を同じくするもの同士でないと、なかなか話が通じない—ということなのだろうな。
ついでに、今なら安倍-プーチンという関係でロシアとも連携できる。
北朝鮮については、このブログでふれたように、もうアメリカ・オバマさんがどうとかしそうだ。
ヨーロッパ諸国の経済はもう10年くらいは、低迷しそうだ。
そうならば、インドから東南アジアあたりがこれからの10年、世界でもっとも活動的で発展する国々となりそうだ。
アメリカはインドネシアを狙っているらしい。そうか、あそこも2億人くらいの人口だからな。
ヨーロッパ諸国の企業達も、この東南アジアへ出てくるだろう。
インドから東南アジアというあたりがこれから儲けられる場所なのだろうな。