▲バラマキ政策ということでは、日本の民主党以上だった。
能力のない政治家というものは、国民の「人気取り」のためにすぐ「バラマキ」を始める。
日本でも、民主党政権がすぐにやっていたろう。
まぁ、こんな人気取りのバラマキ政策にひっかかる国民も国民で、その低レベルさに、一体、誰を責めることができるんだい—という感じではある。
今の東日本大震災の復興の遅れなぞ、こういうミエミエの「人気取り」政策にひっかかった日本国民の「愚かさ」に、その責任があるというべきだろう。
いや、チャペス大統領の話だった。
ベネズエラの国民にとって、「いま、一体何をすることが一番大事なことか」--ということが分からぬ指導者であった。
そして、そんな指導者を選んだ国民は、その愚かしい政策の尻拭いをさせられることになった。
以下、新聞から抜粋。
反米左派諸国の盟主として知られた南米ベネズエラのウゴ・チャベス大統領が、首都カラカスの軍病院で死去した。
マドゥロ副大統領がテレビ演説で明らかにした。58歳だった。
がんとの闘病を続け、再び表舞台に立つことを目指していたがかなわなかった。
チャベス氏の死去を受け、30日以内に大統領選挙が行われる。
世界有数の産油国ベネズエラは財政難にもかかわらず、チャベス氏の強い指導力でキューバやニカラグアなど反米左派の同盟国に石油を安価で提供している。
大統領選で反チャベス派の野党側が勝利すれば政策の転換は確実で、同盟国への援助も見直される可能性がある。
▲補足、感想など
ベネズエラの國民にとって、自分の足元に「お金が埋まっている」という感じなのかな。
お金の上で、寝起きしている筈なのだが、国民がそんなに豊かになっていないのは何故なのか。
そこにあるのは「貧富の差の激しさ」であろう。
中国と同じで、貧富の差が激しいのを、「バラマキ」とか「宣伝」で誤魔化しているのだ。
ただ、中国の指導者の偉いところは、トウ小平さんのように「教育の大事さ」を理解しているところだ。
中国の1970年代半ばまでの文化大革命の混乱がようやく収まった1980年頃に、トウ小平さんが日本に来て、「数万人規模の留学生を受け入れて欲しい」という言葉を聞きた時の「衝撃」を今も筆者は覚えている。
ここだな。
アジアにも南米にも多くの途上国がある。
その指導者の内、日本に来て「数万人の留学生を受け入れて欲しい」なという言葉をトウ小平さん以外で言った人がいるか。
あのアフタニスタンのカルザイとかいう大統領など、「援助して欲しい・お金が欲しい」だけであろう。
自分は「教育を受けていて」も「国民に教育を普及」させるということを考えていないのだ。
つまり、「オレだけ賢ければいい」、国民はアホでいい—と考えているということだ。
その方が自分のところに「富を集めやすい」から。
パキスタンとかもそうであろう。
上のチャペス大統領も来日したことがあるが、「留学生を受け入れて欲しい」などいうセリフなど聞いたこともない。
ここらあたりだなぁ。
チャペス大統領の「反米左派」とかいうのは、”アイツばかりが得しゃがって、オレにも分前をよこせ”—といっているだけであろう。
国民にはお金をばら撒いてなだめるから、生きている間にオレのところに「「金をよこせ」ということだ。
そこにトウ小平さんのような「とにもかくにも、國民に教育を普及させよう」という発想がない。
まぁ、中国は「科挙制度」というものが歴史としてあるから、入り易いのだろうな。
南米諸国は、スペインなどの階級社会の歴史をそのまま引き継いているのだろう。
教育は「上流階級のみ」、後は、「無知蒙昧な下流階層」ということか。それでいいのだ--と皆思っているということか。
こうして、考えると。
ベネズエラのtake
off は遥かな未来ではあるなぁ。