▲錯誤ってなんだ。
皆、キチガイになったということか。
皆、気がふれて、キチガイのようなことをしたってか---。
4500万人もの人間、文化人とか職人とか—そんな類の人達が、「錯誤」の名の下に殺害され死んでいったのか。
そして、食われたり、畑の肥やしになっていったのか。
多くの国宝級の骨董品が、今、日本の京都にあるような名刹(めいさつ)が、「錯誤」の名の下で、ことごとく破壊され、破砕されていったのか。
この中国で発生する数百年毎の「焚書坑儒」って一体なんなのだろう。
あぁ、現代、チベットとかウイグルでなされていることも、チベット人、ウイグル人にとっては「焚書坑儒」と同じようなことなのか。
異民族が隣り合わせで生きるということは、こういうことなのだな。
強い民族が、弱い民族を圧殺してしまう—ということか。
1960年代半ばから10年間、若い紅衛兵なるキチガイ集団が、より通常の感覚をもった人間を「圧殺した」---ついでに「人肉食」した--というのが、文化大革命ということか。
以下、新聞から抜粋。
17日付の中国共産党機関紙・人民日報は、多くの犠牲者を出し社会に混乱をもたらした文化大革命について、「完全な錯誤だった」とする論評を掲載。
文革開始(1966年5月16日)から50年たったことを踏まえたもので、改めて党の公式見解を確認し、「歴史の教訓をくみ取り、前進する」よう訴えた。
人民日報は「文革のような過ちを繰り返してはいけない」と指摘。
「現在、われわれは歴史上のどの時代よりも中華民族の偉大な復興の目標に近づいている」として、社会の発展を目指すよう呼び掛けた。
▲補足、感想など
過ちねぇ。
1960年代半ばで、15才くらいだったら、現在65才くらいということか。
あの紅衛兵達が、今、60代半ばなのか。
4500万人もの文化人、教師達、職人達を殺害した若者が、60代半ばでピンピンして生きているということなのだな。
そうか、それで元紅衛兵なる人間が、日本に暮らしているのか。
考えてみると日本人にとっても危なくて堪らないな。
1960年代半ば、「造反有理」なるたわ言を大声で叫び、なにも書いていない答案用紙を高々と掲げていたあの女子学生も60代後半となったのか。
茫々、50年という歳月が経過した。
この1960年代半ばから1970年代半ばまで、ほぼ10年間の混乱というものは、上でふれたように、文化人というか、キチンとものが考えられる諸先輩を殺害しつくした—ということでもある。
今の中国人の無礼さ、教養がそもそも理解できない、また、本物をすべて破壊つくしたために、作るものはすべて偽物—という理由も、この文化大革命の10年間のためであろう。
これが、「錯誤」か。これが「誤ち」か。
そして、1990年代始めからの江沢民氏による反日政策か。
まぁ、アメリカのキッシンジャー氏に唆された「反日政策」だろうが---。
現在の南シナ海での傍若無人な振る舞いも、この文化大革命の混乱が遠因だろうな。
中国人は、この強欲さ、中華思想により、自分の墓穴を掘ることになるだろうな。