▲もう、数年前か。
日本がこの先生きていくためには、インド プラス アセアンの諸国 プラス オーストラリア アメリカという国々とやっていくしかない—という意見が多数であった。
インドと共に—というのは、確かに賭けだけれども、日本人はそのことに「賭けるしかないのだ」--と。
その成否は、後年の歴史学者が判断してくれるだろう—と。
数年を経過して。
アセアン諸国 プラス インド あたりから、「安倍政権の対外政策を支持する」という声が聞こえるようになったようだ。
日本の「次なる150年」という新レジームを考えるとき、インド プラス アセアン諸国の支持があることは嬉しい。
それは、また、先の大戦の「戦後」というものの日本における「アセアン諸国を含めた完全なる終焉」を意味しているのであろう。
以下、新聞から抜粋。
ワシントンの外交政策論壇は国際情勢の今を敏速に映し出す。
各国の学者や政治家の見解が論文の形で公表され、論議を広げるからだ。
顕著なのは、安倍政権の対外政策への評価が米国だけでなくアジアの多数の国々でも急上昇していること。
日本の野党や「権力の監視」を自任するメディアの対応とは正反対の注視すべき現実だといえよう。
「ワシントン東西センター」は「モディ首相のインド未来図の中の日本」という論文を紹介した。
筆者はインドの「防衛分析研究東アジアセンター」の研究員ティトリ・バス氏で、モディ首相のインドの安全保障や経済の長期発展構想では日本が死活的に重要な部分を占めていると。
バス氏は、安倍首相の昨年12月のインド公式訪問で両国が結んだ防衛協力協定のインド側への実益を強調し、経済面ではインドのインフラ建設や製造業発展に日本の投資や援助が欠かせないことを指摘。その上で安倍首相の戦略志向へのモディ首相やインド各界の強い敬意や信頼を力説した。
ワシントンのシンクタンク「戦略国際問題研究所」のフォン・グエン研究員は「東南アジアは日本の安倍ドクトリンの旋律に協調する」と題する論文を発表。
グエン氏はベトナム系米国人の女性学者で、東南アジア諸国の米国や中国への政策などを研究してきた専門家である。
グエン氏は日本が「東南アジアで絶大な人気を保つ」と強調し、理由を主に安倍外交に帰して次のように述べた。
「安倍首相は東南アジア諸国と緊密な安全保障協力を築き、この地域での日本の影響力を堅固にした。南シナ海で中国との領有権紛争を抱えたフィリピンやベトナムといった国との安保協力に重点をおいたが、同時にラオスや東ティモールという小国との関係も強化してきた」
「安倍首相は日本が東南アジアで年来築いてきた経済基盤の上に確固たる地政学的な土台を構築しようとしている。
ために米国との防衛関係を強めながらも、同時に東南アジア諸国が安保面で相互連帯を強化できるよう支援した。この新関与政策は安倍ドクトリンと呼ぶべきだ」
米国でも安倍政権への超党派の評価が一段と高くなった。
日米同盟の堅固さや円滑さは近年の歴史でも最高に近くみえる。安倍政権下で安全保障関連法が施行され、米側が長年、期待してきた集団的自衛権解禁が実現したことへの歓迎は強い。
そんな現状を反映した論文が「太平洋フォーラムCSIS」から発表。
日米同盟専門家グラント・ニューシャム氏の「安倍首相を在任中に享受しよう」と題する論文だ。
この論文は安倍首相を「戦後の日本でも最も行動的な防衛政策、最も積極的な外交政策を推進する首相」と称賛し、もし安倍氏が退陣すれば、また内向きの平凡な首相に逆戻りするという事態も米側は想定せよと警告した。
米国からアジアに広がるこの種のいまの日本観は、日本の野党などには「不都合な現実」なのだろうが、国際的な現実であることは否定できない。
▲補足、感想など
冒頭でふれたことを繰り返したい。
今からの日本の進むべき道は、 インド プラス アセアン諸国 プラス オーストラリア アメリカ と組んで進もうという話だ。
反日国家である 韓国はもう見捨てた。
同じく反日国家である中国については、進出する企業は自己責任で---ということだ。
今の日本にとっては、これが「最善の選択」なのだろうな。
そして、安倍政権はほぼこの路線を進んでいるのだ。
まぁ、民進党などの野党にいる多数のエベンキ族国会議員には、なんやら不満そうだが、それはもう放置で。
戦後レジームの完全崩壊した今、日本のマスコミ界・教育界に跳梁跋扈するエベンキ族の工作員達に騙(だま)される日本人も少なかろう。
なにより、アセアン諸国から支持を得たことは、日本人として嬉しい。