▲さすがに、昨年秋の高速鉄道の「轍」は踏まないだろう。
契約などに日本も随分慎重となろう。
前回のことで、インドネシアも日本からどれだけの反発があったか—は分かっていよう。
日本を敵に回した時は----いや、余計なことを言うまい。
日本の「次なる150年」という新レジーム(体制)を考えるとき、基本的には インド プラス アセアン プラス オーストラリア アメリカ などと一緒にやっていきたいと考えている。
その意味でインドネシアは大切な国だ。
今度は、契約とか、情報が漏れないように十分に慎重にやるだろう。
日本も馬鹿ではない。
あぁ、インドネシアの最高裁って奇妙な判断をする場所だったな。
そのあたりも含めて、慎重に詰めていくだろう。
高速鉄道の失敗を繰り返さないように頑張っていこう。
以下、新聞から抜粋。
安倍首相は、インドネシアのジョコ大統領と志摩市で会談し、
ジャカルタ東方のパティンバンに計画されている大型の新港湾整備事業について、日本の円借款で支援することで合意。
インドネシア側の試算によると、事業規模は約3000億円。
日本は、インドネシア高速鉄道計画の受注競争で中国に敗北。
新港整備への投資で巻き返しを図った。
ジョコ氏は「運営も日本と協力して行いたい」と表明し、首相は「両国協力の象徴的事業になる」と歓迎。
中国が軍事拠点化の動きを進める南シナ海情勢に関し、首相は「東南アジア諸国連合(ASEAN)の一体性確保が重要だ」と述べ、緊密な連携を呼び掛けた。
▲補足、感想など
このジョコとかいう大統領も賄賂に弱そうだ。
ちょいとお金を示されると、ころっと態度を変えてしまうのだろう。
こういう環境が、今までアセアン諸国のtake
off を妨げてきたのだ。
日本はアセアン諸国のこういう賄賂などへの耐性のない国・民族でなんどもなんども失敗しつつ、それでも飽きずに援助しつづけてきて、やっとここまできた—ということだ。
ヨーロッパが影響をもつアフリカ諸国、アメリカの影響の強い南米諸国とこのアセアン諸国を比較してもらいたい。
日本が自分の利益のみを考えて援助してきたのではない—ということがようやく理解してもらえるようになったのだろう。
日本がいたから等とは口はばったくて口には出せないけれど、「日本なくして」アセアン諸国のtake
off が無かったのは確かだ。
これから150年、お互いにお世話になる国だ。
大事にしていきたい。