▲韓国で所謂「知日派」と呼ばれる人達が、引退を迫られているようだ。
兎を狩り終えたら、犬が煮られるてな諺があるが、その類の話であろう。
お役ご免となった韓国の知日派のニュースを見てみよう。
韓日関係の悪化を食い止めるため両国をつなぐ「パイプ」の役割を果たした韓国の政治家が第一線から身を引いている。
李丙ギ(イ・ビョンギ)大統領秘書室長は、昨年の韓日国交正常化50周年を機に両国が関係を正常化するのに重要な役割を果たした。
昨年、開かれた国交正常化記念行事に両国首脳が自国での行事に出席し、年末に旧日本軍の慰安婦問題をめぐる合意に至ったのも、
李氏と国家安全保障会議の谷内正太郎国家安全保障局長による協議が決め手になった。
李氏は2013年6月から駐日大使を務めた際に谷内局長のほか安倍首相の側近である菅義偉官房長官らと関係を築いた。
こうした背景を踏まえ日本メディアは、李氏の辞任が関係改善に動いた韓国の対日外交政策に影響を与えることになるか注目される。
また、韓日関係が悪化の一途をたどる中で議員外交を通じ辛うじて両国の関係をつないできた韓日議員連盟の中核議員らが国会議員総選挙から退いた。
韓日議員連盟会長代行の金泰煥(キム・テファン)国会議員(無所属)と韓日議員連盟前会長の黄祐呂(ファン・ウヨ)議員(与党セヌリ党)が落選したほか、
元外交部次官補で韓日議員連盟常任幹事を務めた沈允肇(シム・ユンジョ)議員はセヌリ党の公認を受けられず出馬を断念した。
さらに、幼年期を日本で過ごし幹事長を務めた柳興洙(ユ・フンス)駐日大使が辞意を表明し、後任選びが続いている。
柳大使は国会議員時代から築き上げてきた日本の政治家との幅広い人脈が武器だった。
両国外交ルートが慰安婦問題や朝鮮人が強制労働を強いられた施設を含む「明治日本の産業革命遺産」の国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界文化遺産登録をめぐる問題などについて交渉する際、両国の間で調整役を果たしたと評価されている。
今の韓日関係は昨年12月28日の慰安婦問題をめぐる合意をきっかけに改善に向かっており、ひとまずは外交当局間の協議で対応できるが、突発的な問題が発生した場合には韓日関係で重要な役割を果たしてきた「知日派」の存在の重みがより大きく感じられる。
▲補足、感想など
ふ~ん、なにを言っているやら。
2016年に日本の戦後レジームが完全崩壊した。
戦後から2000年頃まで機能していた戦後レジームの中で、日本在住のエベンキ族工作員と結託して、サンザン甘い汁を吸った面々が、「時代の変化」を受けて、韓国政界から「追い出された?・逃げ出した?」ということであろう。
こういう旧体制の中で活躍した政治家をそのままにしておいては、新しく日本との関係が作れない—てな判断が、朴大統領の頭にあるのではあるまいか。
まぁ、朴大統領の「能力の無さぶり」を見ていると、「先は長くない」なぁ、今のうちに「逃げ出しておこう」という「追い出され政治家」の判断も当然あるのだろうな。
両者の思惑が一致して、スムースに一線から身を引くことができたようだ。
上でもふれた「2016年の日本の戦後レジームの完全崩壊」というものは、日本国内でも、韓国国内でも結構大きな「影響」が波及しそうだな。