▲なにを、今更という話ではある。
お互い様ではないか。
日本の偵察衛星の精度は、公称では40センチだったかな。
でもさ。
こういう偵察衛星の精度の公称なんてあてにならないものはない。
おそらく、10センチ—もしかしたら、顔の判別もできるぐらいなものではないのかな。
米国の偵察衛星の精度は、たしか、北朝鮮の金総書記の顔の判別ができるとかどうとか—という話だったはず。
光学技術で、日本が米国に負ける訳がない。
当然、米国の精度以上を狙うにきまっている。
まず、中国人の曰くを見てみよう。
2016年5月8日、中国の今日頭条が、中国は日本の偵察衛星に見張られていると記事を制裁。
記事によると、昨年日本のH2Aロケットによって打ち上げられた三菱製の情報収集衛星は、自然災害の観察のためとしているものの、実質的には偵察衛星だと指摘。
分解能では米国の偵察衛星にも劣らぬ性能で、現在中国上空の軌道を回って偵察しているという。
記事は、偵察衛星に対してはレーザー武器で攻撃するのがよく、中国にはその実力があるとした。
これに対して中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。
「やっぱり日本製品は質が高いよな」
「三菱製か。中国全体でボイコットだな」
「日本製品をボイコットし、三菱製品をボイコットすべきだ」
「撃ち落としてしまえ」
「日本の衛星は直接撃ち落とすのが一番」
「中国領空を飛んでいるんだろ?これは処理しないと」
「中国は日本の衛星を効果的に管理すべきだ」
「レーザーを当てて見えなくなるようにしたら?」
「俺たちも情報収集衛星を日本の上空に上げればいいじゃん」
「日本は中国上空から撮影していて、中国のレーダーも捕捉しているのに、なぜ直接撃ち落とさない?」
「実際のところ日本は軍事ではなくお金で中国と戦っているんだ。それなのになぜ日本製品を買う人があんなにたくさんいるんだ?」
▲補足、感想など
なにを言っているやら。
別に中国だけ—という話ではない。
世界全土を見ることができるのだ。
なにか、科学知識の無い人間が中国には多いなぁ。
どういう教育を受けているのだ。
日本のこの偵察衛星の記事が2013年1月にあった。ご紹介したい。
--ここから--
★:2013/01/22(火)
日本政府は、必要があれば、少なくとも一日に二回、地球表面のあらゆる地点を撮影し、
各種情報を収集できるような光学及びレーダー観測用の偵察衛星を6基、今後5年間に地球周回軌道上に打上げる決定を下した。
そうした衛星の第一号は、今月末にも打上げられる。
現在、日本はすでに4基の偵察衛星を所有しており、それらはまず何よりも北朝鮮を監視している。
しかし日本政府は、宇宙からの情報収集能力は、現在かなりの部分米国に頼らずをえず、十分でないと考えている。
米国からの情報に頼らなくてはならない原因の一つは、
軌道上から米国の衛星が撮影する写真が、日本のものより正確ではっきりしている事にある。
また日本政府は、新しく打上げる衛星を、地形のマッピングや有用鉱物探査用にも、又自然災害による被害を阻止する目的にも活用したいと考えている。
--ここまで--
分解能については、上でふれた。
米国の10センチ? か、それ以上を日本は目指して製造していよう。
そう言えば、北朝鮮の金正日総書記は、時々、外にでて顔を上に向けて、健在ぶりを米国にアピールしていたとかいう「笑い話」があったなぁ。