2016年5月7日土曜日

北方領土問題、安倍さんは新アプローチで。

二人きりとなった時、「どのあたりが落とし所なんだ?」と安倍さんはプーチンさんへ直接、聞く。
 プーチンさんが、ロシア国民を納得させるためには、「このぐらいでないと」--とか答える。

 では。
 ウラジオストック近くに、経済特区をつくり、日本企業が進出する。特区の建設、法整備等のノウハウを提供しますよ、とか、発電所が不足なら建設するけど? とか尋ねる。

 いや、まぁ、さっぱり分からないけれど、この記事にある「新」という部分は、単に✕✕島返す—てな次元から、一旦離れて、トータルで「ロシア国民を納得させる」ポイントはどこだ?てな感じの話ではあるまいか。
 安倍さんなりの「新」提案ということだろう。

 どのあたりが最終的な落とし所になるのは分からないが、まぁ、この北方領土問題は、このブログでなんどもふれているように、安倍-プーチンの間でしか決着はつくまい。

 どちらかが欠ければ、もう、次の交渉時期の目処などさっぱり分からない--そんな話だ。

 以下、新聞から抜粋。

 安倍首相は、ソチでプーチン露大統領と会談し、北方領土問題解決を含む平和条約締結について、「新たな発想に基づくアプローチで交渉を精力的に進める」とで合意。
 首相が9月に再訪露し、ウラジオストクで会談する。

 大統領公邸で行われた会談は、全体で約3時間10分に及んだ。
 このうち35分間は、両首脳と通訳だけで行われた。

 首相は会談後、記者団に「停滞を打破し、突破口を開く手応えを得ることができた。
 未来志向の日露関係を構築していく中で解決していこうという考えで一致した」と。

 世耕官房副長官は、北方領土問題について、首相が会談で「踏み込んだ発言をした」 と説明。
 ただ、交渉中を理由に詳細は明らかにしなかった。

補足、感想など

 あのおしゃべりな世耕さんが、口を閉ざしたか。
 思い切った発言をしたということだな。安倍さんが---

 冒頭でふれたように、島がいくつ—てな狭い範囲での話ではないのだろう。
 いろんな選択肢を提案して、妥協点を見出そうとしているということが、記事の行間から読み取れる。

 まぁ、ついでながら、筆者の感想だが、ロシアでは北方領土をうまく使うことができないだろう。
 それがもったいない—と思う。

 日本人なら、様々に利用できる。
 温泉付きの耐震建築のホテルを建設することもできるし、知力をふるって様々に利用できる。
 日本人に任せよ。こういう土地は。