▲どこらに核心があるのかな。
いわゆる、日本人による「魔改造」は本家本物を卑しめるという意図はない。
日本人による魔改造は、日本風テイストにしてしまう---ということだろうな。
例えば、日本の仏教において、中世において肉喰妻帯を許容するというのも、日本人による仏教の魔改造だろうなぁ。
筆者には、大元である仏教を卑しめているのではなく、日本風に発展した形だと思える。
以下、中国の新聞から抜粋。
「中国風女子」の格好と聞いて思い浮かべるのはどんなスタイルだろうか。
多くの人が脳内で作り上げるのは「チャイナドレスにお団子頭」かもしれない。
それは「ちょんまげに袴」という日本人像と同じくらい現代の中国人にとっては違和感を覚えるイメージなのだ。
中国メディアは、「近ごろ日本で流行りだしているという中国風のストリートファッション 中国風を大いに誤解しまくっている」と記事を掲載。
記事は、日本で発行されているファッション雑誌のストリートファッションコーナーを紹介。
そこにはさまざまな「中国風」の服装に身を包んだ女性モデルの写真が載っていた。
そのファッションはとても一言では表現できないのだが、「チャイナドレス、お団子頭、パンダといった要素にゴスロリなどの別要素を混ぜ込んだ個性的なもの」とでも言うべきだろうか。
元の「チャイナドレスにお団子頭」というイメージからはかけ離れるが、それでも日本人が見れば「ああ、中国風というのも分かる」と思う服装である。
しかし、中国ネットユーザーの心境は複雑なようだ。
「これが中国風などとは認めない。中国ではこんな変な服は着ない」、「中国風を侮辱するな。われわれはこんな醜い格好はしない」、「みんなめちゃくちゃじゃないか」、「そしてこれは中国風ではない。満州族の清朝風だ」といった否定的なコメントが少なからず見られた。
一方で「自分は彼女たちの格好が美しくファッショナブルだと思った」と理解を示すユーザーも一部にはいた。
中国的な要素が入ってるな、と思う一方で「これを中国風と呼んだらきっと本場の中国人は首をかしげるだろうな」という思いが交錯する、日本の中国風ファッション。
ただそこには、外からのものを取り入れて、自分たちの好みに合わせて形を変えていくという、日本人の特性も垣間見えはしないだろうか。
日本人の中国に対するステレオタイプと、日本人特有の柔軟なアレンジ力によって創造された「日本式中国風ファッション」なのである。
▲補足、感想など
この記事、比較的まともだな。
最近、ユーチューブに、天ぷら風にしたノリで、酢飯を巻いて食べる—寿司タコス?なんてものが、アメリカ人によって紹介されていた。
なにか、美味しいらしい。
まぁ、寿司をアメリカ人によって、「魔改造」されてしまった—という例だろうなぁ。
日本人には、とても思いつくこともできない料理だろう。
筆者は、寿司タコス?なるものをみて、別に嫌な気はしなかった。
こういう改造もあるのだなぁ、と驚いたし、感心した。
こういう風にして、料理のバリエーションが広がるのだな。