▲安倍さんに、後先考えずにちょっかいを出したばかりに----。
いや、数日前と同じことを取り上げているのだが、改めて、安倍さんの講演の記事を読んでいて、「あぁ、これは獣医師会が安倍さんを切らせてしまったのだなぁ」と感じた。
首相を「切らせてしまう」なんて、獣医師なんて世間知らずではある。
あぁ、もう知らないよ---という世界だな。
今頃、獣医師会の幹部達は、頭をかかえているだろう。
それこそ、自業自得というものではないか。
以下、新聞から抜粋。
安倍首相は、神戸「正論」懇話会の設立記念特別講演会で講演。
講演の詳報は次の通り。
獣医学部の新設も半世紀以上守られてきた岩盤に風穴をあけることを優先し、獣医師界からの強い要望をふまえ、まずは1校だけに限定して特区を認めた。
しかし、中途半端な妥協が、結果として、国民的な疑念を招く一因となりました。
改革推進の立場からは、今治市だけに限定する必要はまったくありません。
すみやかに全国展開を目指したい。
地域に関係なく2校でも3校でも、意欲あるところにはどんどん獣医学部の新設を認めていく。
国家戦略特区諮問会議で改革を、さらに進めていきたい、前進させていきたいと思います。
民進党が国家戦略特区の制度自体を軽視する考案を国会に提出しました。
これは驚きましたね。
そもそも獣医学部の新設は今治市が加計学園の事業主体として、長年要望してきたものですが、自民党政権下で対応不能、対応不可としていたものをですね、すみやかに検討へと格上げしたのは、この鳩山政権。
これは民主党政権なんです。
国家戦略特区をつくる法案にも民進党は衆院では賛成した。
にもかかわらず政権批判に利用できるとみると、手のひらを返す。
挙げ句の果てには、規制改革の突破口である特区制度自体を否定する。
あれだけ、政治主導の改革を訴えていた民進党が抵抗勢力の側にまわり、既得権と手を結んでしまったとすれば、本当に残念でなりません。
しかし、私は抵抗勢力には絶対に屈しない。
これからも、いや、これまで以上に、私は先頭にたって、ドリルの刃となってあらゆる岩盤規制を打ち破る。
その決意を新たにいたしております。
この通常国会では、テロ等準備罪処罰法が成立した。
今月も英国でフランスで、そしてイランでテロの事件が発生しました。
こうした時代になって、わが国では3年後に東京オリンピック、パラリンピックを控え、テロ対策の強化を急ぐ必要があります。
とりわけ、国際社会の連携が欠かせません。
テロを未然に防止するため、世界で187の国と地域が参加している国際組織犯罪防止条約を締結する。
今回の法律はそのために必要なものであります。
▲補足、感想など
麻生さんの時まで、獣医師会からの圧力が強くて、獣医学部を増加させることができなかったということか。
二次安倍政権で、1校だけ増加させようとすると、獣医師会のevenki族幹部と民進党が組んで、安倍さんの失脚を狙ってきたということなのだな。
そこで、獣医師会がそう出るならこっちも考えがある—と「切れてしまった」ということか。
で。
「今治市だけに限定する必要はまったくありません。
すみやかに全国展開を目指したい。
地域に関係なく2校でも3校でも、意欲あるところにはどんどん獣医学部の新設を認めていく。
国家戦略特区諮問会議で改革を、さらに進めていきたい、前進させていきたい」
と、何校でも新設を認めるということにしたということだ。
大笑いだな、獣医師会。
新設反対を訴えても、国民の誰もとりあわないだろう。
裏側で汚い画策をして、お陰で、自分の足元が揺らぎかねない程の手荒な報復を受けたということか。