▲戦後レジームが2014年に、完全崩壊して、先の大戦の長い長い「戦後」が終焉した。
これを契機にして、日本は「千里の荒野に放たれた虎」となった訳だが、アメリカも日本を「虎」として扱いはじめたようだ。
戦後、70年もの「軛」か。
クソッ、と思う。
新聞テレビ、教育分野を「異民族」に管理させる—か。
このアングロサクソンの「植民地経営」の巧みさに、改めて敬服する。
こんなにも長い「戦後」となったのは、日本人がアホ・マヌケだったせいだ。
悔しいがやむをえまい。
表題で書いたように、戦後レジームの崩壊を受け、日本人の「虎化」を見た上で、アメリカが日本を虎として扱いはじめたようだ。
以下、韓国の新聞から抜粋。
先月中旬、安倍首相の米国議会上・下院合同演説をめぐり、米国内の戦争捕虜支援団体が反対声明を出した。
太平洋戦争当時に日本軍の捕虜になった人たち「全米バターン・コレヒドール防衛兵の会」が議会に声明を送り、安倍首相に対して過去の戦争犯罪に関する謝罪を要求した。
しかしこれがすべてではない。
先月26日、米国防総省は太平洋戦争に関する動画をユーチューブに載せた。
その内容は戦争捕虜支援団体の主張に反論するような趣旨だ。
国防総省は「過去の敵は現在の友」と題した動画で、米軍参戦勇士が太平洋戦争当時の激戦地である硫黄島を訪問し、日本と和解する内容を入れた。
動画には初老の参戦者が「我々は以前(日本と)敵だったが、今は友人」と話す場面が登場する。
別の参戦者が「私は91歳で、余生は長くない」とし、同じく和解を語る内容も出てくる。
日本を訪問したデンプシー米統合参謀本部議長が安倍首相を訪問し、「米国と日本の“絆”はこれ以上強くなりえない」と評価した直後だった。
オバマ大統領は、米国機構(OAS)首脳会議出席のためパナマシティーを訪問し、キューバのラウル・カストロ国家評議会議長に会った。
直前にオバマ大統領は「要点は米国が過去の捕虜にならないこと」とし「我々は未来を眺めている」と語った。
オバマ大統領はジャマイカの大学で、「我々とキューバ政府の違いは続くだろうが、それでも我々は過去の捕虜になることを望まない」と強調。
オバマ大統領と国防総省の動画は相手がキューバ、日本と異なるが、過去よりも未来に集中するべきだという趣旨で軌を一にする。
これは「過去の敵を非難して拍手を受けるのは難しくないが、進展ではなくマヒを招く」というシャーマン米国務次官や「未来の利益が過去の緊張と現在の政治よりも重要だ」と述べたカーター米国防長官の言葉と相通じる。
「過去より未来」は一般論で見れば常識だ。
しかし安倍政権の歴史否定という障害にあった韓国政府としては難しい。
我々も未来に進みたいが、日本の過去を消すのに韓国までがともに組み込まれ、過去にこだわる韓国と見なされる可能性があるからだ。
いま韓国の外交に必要な戦略は過去か未来かの二分法構図を突破する論理だ。
過去に戻ろうとする日本政府を未来に向かわせる努力が我々の立場であることを一貫して洗練された形で説得しなければいけない。
国内も難局だが、国外の情勢も厳しい。
チェ・ビョンゴン ワシントン特派員
▲補足、感想など
最後のあたりは、なんのこっちゃ—という韓国人記者の記事ではある。
もう、日本は韓国を見捨て・縁切りした。
韓国なんぞ、どうでもいい国だ。
もう、放置で。
記事にあるように、アメリカの日本への対応が、変わりつづあることが分かる。
冒頭でふれた。
日本の戦後レジーム崩壊を受けて、日本を「虎」として、それなりに扱おう—としているのだ。
日本は、明治維新以来、150年という歳月を経て、産業革命組に追いつき、もう先行者の背中さえ見えないところまできた。
これからの「次のl50年」という歳月は、おそらく、インド プラス アセアン という地域とともに歩むことになろう。
自分の眼と才覚だけが頼りの手探りで歩むような150年となろう。頑張っていこう。