▲アメリカのオバマさんの安部さんへの対応の核心は、「日本が欧米列強と肩を並べた」ということを認めたということだろう。
対して、aiib
にイギリス、ドイツなどが参加するという「決断」の背景には、彼ら産業革命組の、×××年先行組の、アジア人に対する蔑視とはいわないまでも、「アホなアジア人をだまくらかすなんて簡単だ」てな意識があるのだろうな。
特に、イギリスなんか、きっとそう思っている。アヘン戦争の記憶もあるし--。
だから。
海のものとも山のものともつかないものに参加表明をするのだ。
危なければ、すぐ抜け出せばいい、騙せるとこまでだましてやろう—と思っているのだ。
まぁ、アジア人と言っても、日本人だけはまぁ、除外で—と。
上で、オバマさんは「日本が欧米と肩を並べた」と認めたとしても、イギリス人はそうはいかない。
階級社会における上流社会という階層に属する自称エリートにとって。
彼らは、日本のような「その他おおぜい主義社会」というものを、メンツからも認めることができない。
そこで、このアメリカが日本という「100年遅れ」を産業革命組と同列に扱う—ということに反発しているのだ。
まぁ。
日本は、イギリス、ドイツなどが、同列扱いしてくれなくても別に—という感じだな。
アメリカが「認めて」くれれば—それで十分だ。
強者は強者を知る—という感覚で十分。
以下、新聞から抜粋。
カラオケ、エモジ…」 オバマ氏、日本語交え、安倍総理を歓待
公式訪米した安倍首相は、オバマ大統領との首脳会談に先立ち、ワシントンのホワイトハウス南庭で開かれた歓迎式典に臨んだ。
「オハヨウゴザイマス」と日本語であいさつを始めた大統領は、米国民を代表して首相を歓迎。
今回の訪米には「歴史的重要性」があり、日本が連休に入ることを紹介しながら「これは本当の黄金週間だ」と話した。
また「カラテ、カラオケ、マンガ、アニメ、エモジ(絵文字)」といった日本語を披露。
米国の若者らは日本のポップカルチャーが大好きで、それに感謝する良い機会でもあると述べた。
さわやかに晴れ渡った青空の下、昭恵夫人と共に出席した首相は、やや緊張した面持ち。
大統領と並ぶと19発の礼砲が鳴り響き、君が代と米国歌が演奏された。
首相と大統領はそろって儀仗兵を閲兵。
その後、二人は詰めかけた大勢の招待者と笑顔で握手を交わした。
▲補足、感想など
19世紀の後半、日本は英国の産業革命に100年遅れて、明治維新というリセットを経て、西洋化、富国強兵を旗印にして邁進した。
明治維新時、日本は貧しい農業国家であった。
以来、150年という歳月は、日本にとって産業革命組の「背中」を追い続ける時間であった。
その間、産業革命組の諸国から寛容にも日本人は多くの教えを頂いた。感謝申し上げたい。
2014年に戦後レジームが崩壊してみると、日本人の視野には先達の背中さえ見えない状況だと気がついた。
あぁ、俺たち日本人は、明治維新の元勲達、伊藤博文が、大久保利通が望んだ「欧米列強と肩を並べる」という夢をようやく果たしえたのだなぁ—と、そこで分かったのだ。
こうして、戦後レジームが崩壊 → 新レジームの構築とは、
産業革命組の諸国の背中を追い続ける → 先達の背中さえ見えない、自分の眼と才覚だけが頼りの「次なる150年」だと理解しえたのだ。そして、今、その「次なる150年」が開始されたばかりだ--と。
そんな日本の「覚悟」に、アメリカのオバマさんも共感してくれた—ということだろうな。
記事にある挨拶の意味は。
冒頭でふれた。
強者のみが強者を知るということだろうな。