2015年4月25日土曜日

愛がなんなのか知らない—と元慰安婦のおばあさん。

愛がなんなのか—か。
 なにか、日韓の間で歴史を協議していたとき、韓国側の学者から「韓国に愛はないのか」--とか言い出したという話を思い出した。

 理屈で行き詰まると、情に訴えるというやつだな。

 また、15歳くらいで、親から女衒業者に売り飛ばされるという境遇だから、不幸といえば不幸な生い立ちではある。
 でも。
 それは慰安婦となった韓国人だけではない、日本人も多くいたのだから。
 特別、朝鮮人だから—を強調することもあるまい。

 日本人の慰安婦と朝鮮人の慰安婦—って、どこか根底的な部分が違うのだな。
 なんだろう。
 教育ということもあろうが、日本人って心の奥底で、「性」というものを肯定的にとらえるという感覚があって、それが惨めさというようなものに繋がらないのだろうな。

 精神的に楽天家—と言い換えてもいい。
 そのあたりが、先の大戦から70年という時間を経過しての韓国人元慰安婦と、日本人のそれとを大きく隔てているのだな。(いや、日本人の元慰安婦を知っている訳ではない、しかし、日本人元慰安婦達が、韓国人のような言動にでていないという差を考えているだけだ)

 以下、新聞から抜粋。

 ロイター通信は、韓国の元慰安婦キム・ボクドンさんが記者会見を行い、 安倍首相に米議会での演説で謝罪するよう求めたと。

 第二次世界大戦時に旧日本軍により慰安婦として働かされた韓国人女性のキム・ボクドンさんが、 外国人特派員協会で記者会見を行い、訪米を控えた安倍首相に対して、米議会での演説で日本の過去の過ちについて謝罪するよう求めた。

 88歳のキムさんは、第二次世界大戦中、14歳の時に縫製工場での仕事に就くようにと強要されたが、実際に連れて行かれたのは慰安所だったと述べ、 慰安婦として働くことを拒否すると暴力を振るわれたと当時の体験について語った。

 また、「安倍首相は証拠がないと言っているが、私が証拠だ。私は生きている」と語り、安倍首相が米議会で日本の過去の過ちを認め、謝罪すべきだと主張。
 キムさんは、慰安婦だった当時に体に傷を受けたと述べ、子供を授かることができなかったと述べた。

 「私はもうすぐ90歳だが、愛というものを知らない」と語り、「まだやることがあるので死ねない。私は公式な謝罪を求めている。尊厳と敬意を求めている」と。

補足、感想など

 尊厳と敬意か。

 日本人は、言われもない他者からの侮蔑に耐えることはできない。
 捏造慰安婦に対して、絶対に謝罪も賠償もしない。

 記事で14歳でどうたらとなっているが、親から女衒業者に売り飛ばされたものだろう。高額の前払金を親は受け取って。

 縫製工場うんぬんという話は、女衒業者が慰安所へつれていくためのウソであろう。
 それは、民間の女衒業者とそこに雇われた売春婦の間のことだ。
 日本国も、日本軍もなんらの関係もないことだ。

 日本軍の兵士がお客としては多かったろうが、別に日本軍が設営した慰安所でもない。
 需要のあるところへ、民間の女衒業者が供給側の売春婦を連れていったということにすぎない。

 仮に「愛を知らない」という言い方で不満があるなら、娘を女衒業者は売り飛ばした両親へ向かって言えばいいではないか。
 不服を言う相手が違おう。

 昭和10年代であれば、売春婦というのはそれなりの職業であったのだ。
 高額の報酬であったし、それなりの貯金もできたろう。

 また、1945年までの日本と韓国との間でのいざこざ一切合切が1965年の日韓基本条約で完全に解決済みだ。
 もし、なにか賠償のとかいいたいなら、韓国政府へ向かって言うべきことだ。

 日本は、もうすべて解決済みだ—と繰り返すだけだ。
 賠償も謝罪もお詫びも、一切必要もない。

 日本を叩けばお金が取れる—なんてことを思っていても、戦後レジームが完全崩壊した今、絶対に日本が折れることはない。