▲戦後レジームが完全崩壊して、日本は新レジームの時代へ突入した。
戦後レジームの崩壊と同時に、日本は千里の荒野に放たれた虎となった。
先の大戦の「戦後」という軛(くびき)から解き放たれたと言ってもよい。
アメリカは、日本が戦後の軛から放たれたことを知って、日本を「虎」と認めたようだ。
明治維新から約150年という歳月を経た。
こうして、戦後レジームが完全崩壊したことで、日本は「産業革命組」の諸国と肩を並べ、もう視野には先行組の背中すら見えない状況だ。
日本は、自分で考え、自分で判断し、自分で行動していくであろう。
先行者の背中すら見えない今、自分の眼と自分の才覚だけが頼りだ。
真っ暗の中を手探りで歩いているのかもしれない。
しかし。
上でもふれたように、明治維新以来150年という歳月を経過したものにとって、当然の「立場」であろう。
もう一度、確認しよう。
頼れるものは、自分の眼と自分の才覚だけ----だ。
以下、新聞から抜粋。
米国務省は、インドネシア・ジャカルタで開かれた
アジア・アフリカ会議(別名バンドン会議)における安倍首相の演説について「言及しない」と明らかにした。
マリー・ハーフ副報道官は定例ブリーフィングで、
安倍首相がバンドン会議60周年記念のアジア・アフリカ首脳会議演説で第2次世界大戦について「深く反省する」と述べたが、
これについてどのように考えるかとの日本メディアの質問に対し、このように明らかにした。
韓国が「植民地支配と侵略」「おわび」について言及がなかった点を批判して失望しているとの立場を明らかにしたことについてどう思うか、
また共感するかどうかを尋ねたところ、ハーフ副報道官は「演説そのものに対し、いかなる分析もしない」として言葉を慎んだ。
安倍首相はインドネシア・ジャカルタで開催されたアジア・アフリカ会議(バンドン会議)60周年記念首脳会議演説で
「植民地支配と侵略」「おわび」等の文面は除いたまま「深い反省」を表明する内容が含まれた演説を行った。
▲補足、感想など
冒頭でふれた。
日本は、明治維新以来150年という歳月を経て、産業革命組の諸国と事実上「肩を並べる」時が来た。
それは、戦後レジームというものが完全崩壊したことにより、やっと見えてきたものだ。
これからは、「先行者を追う立場」から、「先頭を突っ走る虎として、他国から追いかけられる立場」へと変化したと言ってよかろう。
他国をぶっちぎりで突き放すほど、先頭をつっぱしる「虎」としての150年が開始されたのだ。
そのことをアメリカも認めざるをえなくなったということだ。
中国、韓国なんぞ、遠くに突き放すほどの勢いで、先頭をつっぱしろうではないか。