2015年3月25日水曜日

お笑い、賢人会議。

賢人だとさ。
 他者からそう言われて恥ずかしくも感じない人間ってなんだろう。

 20-30年前なら、新聞テレビなどというものくらいしか、自分の意見を主張する場のない時代なら、ありえた。
 なぜって、誰かが「代表」してモノ申すしかないからだ。
 賢人とでも言えば、多少は説得力があろう。
 また、それゆえに、「戦後レジーム」という洗脳工作が十分に機能したとも言える。

 でも、今はインターネットを利用して誰もがもの言える時代だ。
 その中で、賢人と言われて、恥ずかしげもなくもの言える人間って、どこか異様だ。

 その賢人とか自称する人間の主張をバラバラにして、よく見てみよ。
 そんなに批判に耐えられるようなものはない。

 それよりも、無名の掲示板に書き込まれた意見の方が余程、ためになるというか、役立つことが多い。
 そんなあやうい話の中で、日韓の賢人会議となると、そのマユツバぶりはより大きくなろう。

 韓国は、もう日本が見捨て・縁切りを宣言した国だ。
 関わらない、助けない、教えない--どうでもいい国だ。
 その縁切りされた国の「賢人なる人間」の主張がどのようなものか—見当がつこう。

 以下、新聞から抜粋。

 韓国と日本の元指導者が、安倍晋三首相に会い、両国関係の改善に向けて努力することを提言。
 李元首相(81)を座長とする韓国側元老は福田元首相らとともに、終戦70年と国交正常化50年を迎え、韓日関係の改善に向けた安倍首相の政治的決断を促した。

 李元首相は、「1965年の韓日国交正常化は難しい状況での決断だった」とし「現在、両国間で懸案がこじれているが、第2の国交正常化を成し遂げなければいけない」と強調。

 対し安倍首相は「私も同じ考えだ。両国の未来の国民を考え、韓日関係の改善のために努力する」と。
 また「一日も早く朴大統領と首脳会談を行い、地域の平和を議論することを望む」と話した。

 日本側の座長の福田元首相は「状況が深刻だということを意味する」とし「関係改善のために努力する必要がある」と安倍首相に助言。

 柳元外交通商部長官は「戦後世代が増え、韓日関係の復原力も弱まった」とし「人的交流を画期的に増やさなければいけない」と注文。
 旧日本軍慰安婦や過去の問題など懸案は議論されなかった。

 韓国側の元老は中曽根康弘元首相と会い、改善案について論議した。
 中曽根元首相は「改善のためには日本が2倍ほど努力しなければいけない」と述べた。


 両国の元老は「韓日賢人会議」を開き、両国関係が北東アジアの平和と繁栄に直結するという認識で一致。
 また、関係を放置する場合、韓日米と韓日中関係にも打撃を与えるとし、両国首脳の決断を促すことで一致。
 この席では慰安婦、対馬仏像返還、日本水産物輸入禁止などの主な懸案も議論された。

 柳元長官は「各種懸案を一括解決できる案はないか話を交わした」と説明。
 また「お互い立場を変えて韓国は韓国なりに、日本は日本なりに過ちはないか反省する時間も持った」と述べた。

 「韓日賢人会議」は韓日関係の改善のために両国の元老が動き出す必要があるという韓国側の提案で構成。
 第2回会合はソウルで開催、朴大統領との面談も進められる。


補足、感想など

 森さんは逃げたのかな。
 中曽根さんの発言の意味はなんだろう。
 日本側が2倍なんとか—って。

 そういえば、中曽根さんも福田さんも、3月中旬、密かに開催された「戦後レジーム完全崩壊」祝賀会に出席して、美酒に酔ったメンバーではないか。

 戦後レジームの完全崩壊を祝ったその口で、なお、韓国へ向かって「日本が2倍なんたら」と言うのか。
 日本の人口が2倍だから--?。

 もう、縁切り宣言をしたのだから、それだけ「韓国をなだめすかしながら、放置で--」と、要するに、うまく扱えよ--てなことを言っているのだろうな。
 韓国の賢人とか自称するメンバーに対して。

 速い話が、韓国の自称賢人達に対して「外交辞令」で対応したら—てなことで。