▲なるほどなぁ、と思う。
もう、中国を牽制・制御できるのはアメリカだけなのだな。
身体だけ大きい中国人ヤクザを、数丁もの鉄砲を抱えたカウボーイが抑えこもうとしている—とでも表現すればいいのかな。
小競り合いでも発生すれば、aiib
などふっとんでしまうな。
中国の不動産バブルのハードランディングしてしまうし--
ここは、まぁ、中国もメンツを潰さない程度で収めるだろうな。
このあたりが、プーチンさんと習近平さんの違いだな。
以下、新聞から抜粋。
カーター米国防長官は、ハワイ州で演説し、南シナ海について「全ての当事者による
埋め立ての即時、永続的な停止を望む」と述べ、中国が南沙諸島の
岩礁で進める埋め立てをやめるよう求めた。
また、中国が米軍による警戒・
監視活動の強化に抗議していることについて「米国は国際法が許すところなら
どこでも飛行や航行、作戦行動をする」と反論、監視を続ける考えを表明。
カーター氏は、南シナ海での岩礁埋め立てや人工島造成を続ける中国の行動が、
周辺地域の国々を結束させる結果を招いているとし「地域の国々はアジア
太平洋地域への米国の関与を一層求めている。米国はそれに応じる」と。
また、カーター氏はフィリピンのガズミン国防相と会談し、米国による
フィリピン防衛の義務を履行する決意は揺るぎないものだと改めて強調。
両氏は、
南シナ海に関わるすべての関係者は紛争の平和的解決を求め、埋め立てや、
係争地のさらなる軍事化をやめるべきだとの認識で一致。
カーター氏はシンガポールで開かれるアジア安全保障会議に出席する。
会議では南シナ海問題が議題になるのは必至だ。
シンガポールに向かう途中で演説やフィリピン国防相と会談して中国を強く
けん制したのは、周辺国を巻き込み、中国に圧力を加える流れを作る狙いが
あるとみられる。
▲補足、感想など
中国がどう出るかは予断を許さない。
しかし。
冒頭でふれたように、習近平さんがアメリカとの軍事衝突を選択するとは思えない。
どこか中国のメンツを潰さない程度で、かつ少しでもアドバンテージを得るという道をさぐるものと考えられる。
在米の中国人のルートを使った政治資金の提供とか—も選択肢にあるのだろうな。
国防長官は、この場所でこんなことも言っている。
--ここから--
カーター米国防長官は、中国が「領海」と主張する南シナ海の人工島への米軍機偵察飛行に反発していることに関し「勘違いしてはならない。
米国は国際法が許す限り、世界中で行動する」とけん制した。
軍用機や艦船派遣で一歩も引かない姿勢を鮮明にした。
カーター氏は「米国の未来は、アジア太平洋地域にかかっている」と述べ、オバマ政権のアジア重視戦略「リバランス」を推進する意義を強調。
米国は「安全保障の分野で今後数十年にわたり、アジア太平洋の大国であり続ける」と表明した。
--ここまで--
アメリカの未来は、アジア太平洋地域にかかっている—か。
鋭い指摘だなぁ。
アメリカのいう「リバランス」という表現は、日本の「次なる150年」という新レジーム構築に対応した言葉であろう。
日本 インド オーストラリア アセアン諸国 という日本がこれから150年間、付き合っていこうとする諸国であり、高成長の経済発展が期待される地域なのだ。<東欧とか南アメリカなんぞより遥かに-->
その中にアメリカも入っているよ—というアピールなのだろうな。