▲韓国の大手紙、朝鮮日報が記事を書いている。
韓国の経済的苦境に触れているのだが、記事全体の方向性がおかしい。
要するに、苦しい苦しい—と大声でわめいているだけなのだ。
こうしょうとか、この苦しみに耐えてこうしよう-というのが、常識というか普通人の感覚であろう。
こう、なにもかにもが他人のせいか。
まず、地道さに耐えてなにか生み出そう—という感覚はないのか---。
これが朝鮮日報という韓国を代表する新聞社の書く記事か。
以下、新聞から抜粋。
「ミスがあっても誰も責任を取らない。能力よりもコネ優先で、法治主義が通用しない。息子よ、お前が夢を実現させるのに適した国ではない。祖国を離れろ」
6年前、イタリアの名門、ルイス大のチェリ学長は情けない祖国の現状を嘆き、そんな文章を新聞に寄稿した。
有識者による挑発的な問題提起は波紋を呼んだ。
日本は20年の長期不況を蓄えた資産で耐え抜いたが、韓国にはそうした資産はない。
所得に占める純貯蓄額は50代で日本は131%だが、韓国は8%だ。60代では日本は418%に達するが、韓国は27%にすぎない。
親の世代が子の面倒を見るどころか、自分たちの老後にも責任を持てない状況だ。
最近会った金融業界幹部は「このまま行けば、韓国も日本型の長期不況を経験することになる。
我々全員が底に落ちてからでなければ、突破口を考えることはできないのではないか」と話した。
ただ、疑問も感じた。「我々にそんな試行錯誤に耐える余裕はあるのか」という点だ。
数年後に「息子よ、祖国を離れろ」という文章を書かなければならない日がやって来ないか心配だ。
▲補足、感想など
冒頭でふれた。
誰がそうした訳ではない、なにもかも自分達がそうしたのだ。
誰の責任でもない。自分達の責任だ。
なんというか、中国人と同じで、「地道さ」に耐えてなにかを作り出すということのできない民族だということだな。
口だけは、はったりぽい、上から目線でものをいうが、実際はいわばこけおどしのようなことを言っているだけということか。
上でも書いた。
なにもかも、自分達でやったことだ。
誰を責めるということもできまい。責めるのは自分自身だ。