2015年5月9日土曜日

賢いということがなんの価値もない国、それが韓国。

韓国という国で、賢く生まれるということは不幸であり、悲惨であろう。
 通常の・正常な常識というものが一切通用しない国なのだな。
 シンシアリーさんって、よく韓国で生きていけるなぁ。

 賢く生まれるということが、人生を生きる上で「苦痛の種」でしかないのだなぁ。
 そんな韓国の賢い新聞記者の記事をみてみよう。

 以下、韓国の新聞から抜粋。

  「日本の安倍政権はなぜ恥知らずなのか」と他人のせいにばかりしていられない。
 今、直面している「外交面での孤立」は、その多くが自ら招いたものだ。

 主犯は安倍政権の右傾化と暴走だが、彼らに翼を与えたのはわれわれだ。
 この国の外交マフィアたちは「反日ポピュリズム」に基づいて政策を進めたが、結果、今の自縄自縛の状況を招いてしまった。

 きっかけが、2012年李明博大統領が日本に強硬な態度を取り始めたことだった。
 それまで日本に対しては強硬とはいえなかった李大統領だが、最後の年になって「静かな外交」をやめ、竹島に上陸。
 さらに「日本の国力は昔ほどではない」などと、言葉も連発するようになった。

 このように「日本に対する訓戒」パフォーマンスを続け、李大統領の支持率は一気に上昇し、李大統領本人も「してやったり」と思った。
 ところが李大統領の行動が原因で、日本国内での嫌韓感情が一気に噴出。

 このように日本が右傾化する状況を韓国自らつくり出す中、安倍首相が就任した。
 安倍首相は李大統領に感謝の言葉でも伝えたい心境だっただろう。

 1975年、『文芸春秋』に「日本の自殺」という題目の論文が掲載された。
 知識人のグループが書いたものだが、彼らがさまざまな文明について調べたところ、どこの国も「外敵」ではなく「内部の要因」が原因で自ら崩壊したという結論を下した。

 彼らはこの「国家による自殺」に要因を「利己主義」と「ポピュリズム(大衆迎合)」と結論付けた。
 国民が利益ばかりを追い求め、国の支配層が迎合したとき、その国は滅びの道を進むというのだ。

 この論文は、数年前に朝日新聞が引用し、今あらためて話題になっている。
 論文はローマ帝国が衰えた原因を「パンとサーカス」というキーワードを使っている。
 ローマが繁栄を謳歌していた時、ローマ市民は責任や義務を忘却した「道徳的遊民」になってしまった。

 彼らは支配階級に「パン」を要求し、支配階級は市民の機嫌を取るため要求に応じてパンをただで与えた。
 その結果、ローマ市民は時間を持て余すようになったため、支配階級は「サーカス」という娯楽も提供した。

 紀元1世紀、コロッセウムと呼ばれる闘技場では人間同士、人間と野獣による真剣な殺し合いといった見世物が年に93回も行われた。
 これが4世紀に入ると年間175回も行われるようになった。

 一般大衆が権利ばかりを主張し、エリートがこれに迎合すると、その社会は自殺のコースを突き進むようになる。
 ローマも活力を失った「福祉国家」と怠慢な「レジャー社会」に変質し、衰退の道を進んだ。

 これはローマに限った話ではない。
 人類歴史に出現した全ての国や文明は、いずれも同じような原因で自滅していった。
 ある国家が気概を失い、問題解決能力を喪失した瞬間、その国は自殺の道を進むようになるのだ。

 この論文を今紹介した理由は、 大韓民国が陥っている状況がその通りとなっているからだ。
 われわれの問題は近視眼的な利己主義だ。
 増税を拒否しながら福祉を望み、 財政破綻の兆しやその足音は見て見ぬふりをしながら「今すぐパンをくれ」と叫ぶ。

 大韓民国の奇跡を生み出した要因は、未来のために今を耐え抜く節制と責任感にあった。
 ところが今、われわれの社会で未来が語られることはなく、現在だけが問題になっている。
 未来に備えて国の戦略を練るべき政治家や官僚などのエリート集団は、人気ばかりを気にして真の問題を見失っている。

 公務員年金問題に国民年金を絡ませることにより、1600兆ウォン(約175兆円)もの巨額を上乗せするという、実現不可能な約束を行い、そのポピュリズムは行くところまで行った。

 野党は公務員集団を擁護し、与党がこれに迎合したのだ。
 そこから野党はさらに一歩踏み込み、公務員年金に加えて国民年金でもポピュリズムを実行に移したが、 与党はこれにも迎合してしまった。
 与党も野党も国民に対し、将来よりも今を重視する「朝三暮四」の政治サーカスに熱を上げているのだ。

 福祉や保育の無償化が、逆に庶民のための政策に悪影響を及ぼすことを知り、またすでにそれを目の当たりにしているのに、それでも無償化を叫ぶ。
 ある集団の利益が国全体の利益よりも重要視され、将来を犠牲にして今楽をしようとするわがまま、あるいは駄々をこねることが当たり前の社会になってしまったのだ。

 今われわれが心配すべきは日本の右傾化でも、また中国の膨張でもない。
 病理を知りながら問題解決力の喪失の方が深刻な問題だ。

 自らの考えも力も失った「亡兆」の国は、相手にやられる前に自ら滅んでいく。
 40年前の日本の知識人たちの言葉が、今のわれわれに恐ろしいほどリアルに迫ってくる。

補足、感想など

 愚かな国民は、自らのもつ愚かしさで滅ぶ—というしかない。
 ただ。
 冒頭でふれたように、韓国では賢いということがなんの価値もない国だ。

 この新聞記者の賢さなんて、韓国の国民は誰も理解もすまい。
 無視されるだけであろう。

 韓国で賢く生まれるなんて、単に苦痛の種を貰って産まれただけということだな。