2015年6月1日月曜日

一国が破綻するということ、影響を過小評価すべきではない—と麻生さん。

ギリシャのついての麻生さんのコメントだ。
 麻生さんの言っていることの核心ってなんだろうか。

 これは—と思う。
 経済力のマチマチな国家群が、共通の通貨を使う—という仕組み自体に無理があるということ。
 その仕組みによる矛盾が大きくなって、仕組み自体をどうにかしなくてならない—そういうタイミングが来たということではあるまいか。

 おそらく、ギリシャをユーロ圏から離脱させるというか、外してしまえ—ということを意味しているのではないのかな。

 ギリシャが離脱したら、我が国も—というところがでるだろうか、共通通貨を使うことで、自国の経済政策が限定されると思う国は離脱すればいいのではないのか。

 いや、そもそも上でもふれたように、「経済力がバラバラな国で、共通の通貨を使うというシステム」自体が、「夢まぼろし」のようなものだったのかもしれない。
 やっと、現実の状況をみて、今のユーロ圏の諸国が「夢からさめつつある」--そういうタイミングがきたのではないのか。

 以下、新聞から抜粋。

 麻生財務相は、先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議を終え記者会見した。
 ギリシャ債務問題について「一国が破綻するということ。影響を過小評価すべきでない」と懸念を表明、 問題解決に向け欧州各国の一段の取り組みを促した。

補足、感想など

 冒頭で核心にはふれた。
 じゃ、どう解決するのか?--は難しい。

 つまるところ、ギリシャをユーロ圏から排除するしかあるまいな。
 ギリシャは、独自通貨で自国を運営すればいいこと。

 麻生さんの言っていることは、「ギリシャのユーロ圏からの追い出し」を覚悟せよ--ということかもしれないな。